何故?FLASHなのか。

 まぁ、iPadはああゆう感じではありますが、実際、今、WEBサイトを新規で構築する、商品に合わせてブランディングサイトを起動する、もしくは、現状のサイトのエッセンスにスパイスにFLASHを適用する。いろいろなアプローチがある中で、実際のニーズとしてはどうなの?というお話なのですが、実際、WEBサイト=スタイルシートでフォーマット化するデザインが主流のように感じていますし、それが、ブラウザの新旧入り乱れでどの記述方法が有効なのか、デザイン的にCMS的に、そして、コスト的にという軸がポイントのようです。では、WEBサイトがメディアを代行するという視点で捉えた場合に閲覧性やデザインのスマートなテイを取り込むのなら間違いなくスタイルシートでサイトを構築させる手法に一理があります。運営も楽だし、更新も楽ということがこのスタイルの特徴です。が、さて、新しいサイトのデザインやプランニングをする時に必ず、いろいろな検索手法で現在のサイトをリサーチするのですが、そのバリエーションはほんとに百花繚乱である。いろいろな会社の商品やサービスを適格に表現し機能性の部分や閲覧する環境にマッチした表現と構造となるとそれぞれのWEBデレクターとWEBデザイナーのこだわりやポテンシャルがそれぞれ優れたWEBサイトには適用され素晴らしいサイトに多くぶち当たります。が、それと比例して、チュートリアル通りに方程式どおりに構築された、クリエイターの創造の部分が完全に欠落している、もしくは、10年ほど時間が止まっているデザインや、これは学生の作品なのか(いやいやイマドキ学生さんの方がプロのテクを持っているぞ!)というレベルのサイトにも出くわす。これはこれで公開して成立しているのだから、ここが天井だったということだろうと推察している。

 で、スタイルシートのデザインはグラフィックデザインでいうところのレイアウト感覚がパターン化されて、こだわりや独自性などのデザイン表現はそれぞれのパーツやエレメントが担うことになり、それが、コンセプトやサイトプランとどうマッチさせるかで競われていて差別化に取り組んでいる。サイトが完成したからそれで完了ではなく、サイトは道具ですから、いわば、仮想のお店や社屋のような存在。社屋がどれだけキレイで最新の設備があってもそれを使いこなして活用できる人材がいて機能する。そして、それが日々の業務とガチでシンクロしなければ、それは絵に描いたデザート。だからこそ、WEBデザインは機能面や運営術とのシンクロを目的とされながらも、視覚や聴覚に訴える手段としてお客様に対するサービスアイテムのひとつと捉えることができる。サービスというベクトルで捉えるなら、美しくないよりも美しい方がベターだし、古い印象よりも新しい印象の方がベター。何事もベストを求めると取りこぼすこともあるので、それだけに特化するエッジの立て方はイエローカード。しかし、サッカーの試合でもイエローカードを怖がって目の前のボールをスルーするよりも、「あたり」を強くする攻撃的な表現も必要不可欠であることもリアル。

 だから、スタイル・仕組みの頑強さ・洗練さとWEBサイトにおける「あたり」、つまり、攻撃性の部分でFLASHは相当の荷を背負っていると思います。静止画=スタイルシート、動的表現=FLASHではないが、この均衡はクリエイターとしてバランスよく保持しておきたい。セオリーどおりに、ある、視点だけに体重を置き、どこかと同じ体裁で安心安心というタイプならそれはそれが正解であるし、どこか、常に現在進行形で常に脱皮する創造的アプローチが必要なら、それが、運営している方のポテンシャルに存在するなら、表現も同調・同期する必要があると思います。

 まぁ、技術的な側面で「FLASHは難しいから使わない方向で・・・」とスルーしているクリエイターならをれはそれでその方のそれが天井だから正解をそこに置けばいい。ただ、正解も誤答もなく、常に新しい自分だけの答を求めるなら、創り手も新しいことにチャレンジし続けなければいけないという使命感はあります。でも、それよりも、道具なんだから「使って楽しい」が基本。難易度の高い道具ほど手に馴染むと心地良い。標高が高いほど見える景色が美しいのは、それ自体が勿論美しいということと、そこに立つまでに費やした時間の質量や想いの綾がそこで昇華されるからだろう、などと思って毎日の仕事に取り組んでおります。