どんな音楽をよく聴くんですか?

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 いろいろな方といろいろなお仕事をしてきた。この仕事を始めた時から比較的外に出してもらっていた。クリエイターです、イラストレーターです、WEBデザインをやていますというと、どうも、インナーなタイプの人間に見られがち。確かに出ない時は徹底的に出ないが、それでも、20代の頃お世話になっていた新宿の会社の頃から、なんでもやらせてもらえた。自分で作って自分で打ち合わせに行き、自分で仕事を頂いてくるということがごく普通にやらせてもらえていた。まぁ、つまり、ということはそれほど大きな大企業ではなく、大きな制作プロダクションではなかったということになるのですが・・・。それが、今思うととてもありがたい。ほんとにいろいろな経験をさせていただけたと感謝しきりである。だから、どんなお客様とでも話をできるし、一回お話した人は必ず覚えていただける。まぁ、この頭(丸坊主)になってからはその印象は確立した。それは、クリエイターのエゴを振りまいて主張してくるというテイではない。逆にいかにしてお客様のお話を聞けるかが勝負。引き出せないとあとで自分が困るからである。でも、なかなか若い頃は緊張が先に出て、打ち合わせや会議に向けて予習していたことが頭から消え、話題も全然あさっての方向になり、何かしゃべらねばしゃべらねば・・・で不快な空気を作っていた。でも、そんなことを繰り返しているうちに、別にネタを用意しなくとも、2~3時間なら平気でどこでも誰とでも会話ができる能力を養ってもらえたと思っております。

 で、デザインやアート以外のことでよく質問されるのが意外とこれ。「どんな音楽を聴くのですか?」である。これもTPOがあるから、一辺倒な直球ではダメ。ご年配の人にヒップホップのアーテストを言ってもNGだし、若い元気な方にジョン・コルトレーンのお話をしてもNG。またまた、音楽をあまり聞かない人に対してディープなロックバンドはNGだし、私は音楽通ですねん!という方にフワフワしたアーティスト名を切りだしてもNG。意外と音楽は?と聞かれて、1秒以内にこんなことを考える。というか、頭が勝手に反射する。

 そんな機会によく答えているのが「美和さんですねぇ~。」である。ドリカムですとはなんか少し恥ずかしくって言えないけど、「美和さん」って言っておけば、なんとなく、質問に対して誠意を込めた答えのように感じらるのと、実際、ドリカムを聞いているわけではなく、ドリカムの音楽というよりも、美和さんの声を聴いているという感覚が強いからである。音楽の傾向がある時、ボーカルの方の声質で好き嫌いを選択していることに気がついてから、「どんな音楽をよく聴くのですか?」という質問に対してはほとんど「美和さん」なのである。もちろん、たぶん、ドリカムの楽曲ならカラオケで相当歌えるはずだし、どんな気分の時でも美和さんの声を聞けば心がなんとも落ち着くのである。これは、今のところ、他のアーティストの追随がない。カエラさんの声も好きだし、ボノの声も、スティングの声も好き。だけど、「どうですこの歌唱力!」というテイの方はあまり聴かない。なんか、エッジが立ちすぎ。エンヤさんも多重だからいいのかもしれないし、ケイト・ブッシュも雰囲気がいいのかもしれない。つまり、声質なのである。

 最近ではまだブレイクしていないが「いいくぼさおり」さんがイチオシですね。