技術は無料。

 もう、ワンダフルである、グレイトである、エクセレントである。中国に長年滞在しながら街の子どもたちを診ている小児科の先生の言葉。私は中国に対して罪の意識を持っています。だから、こうして、この街に移住して子どもたちを医者として診てることは使命であり償いなのですと・・・。朝も自分で身仕度を整え、エレベーターもない住居で毎朝毎晩50段の階段を上り下りして徒歩で20分診療所に向かわれているそうです。しっかり、どんぶりいっぱいのごはんを食べて元気なおじいしゃん。

 う~ん、とても101歳には見えない。達者な中国語と日本語でインタビューアーもタジタジ。取材しているテレビの人間が先生の耳元で叫ぶように~「何故?治療費を頂かないのですか?」。先生は一言笑顔で「技術を売っているのだから料金は要りません。」とのこと。う~ん、う~ん、脱帽。

 もう一人、ミャンマーで恵まれない子どもたちを治療している先生(41歳)のお話。家族は日本で暮らし先生は日本とミャンマーの往復。恵まれていない環境で子ども達が適正・適切な処置もないまま命を落としていく現状を目の当たりにした先生は単身ミャンマーに拠点を構えられた。誰のバックアップも、勿論、国からの支援はない。すべて先生の知人や企業からの融資でことを進めてこられた。十分とは言えない住居に住み、医療施設で時にいろいろな村を車で訪問して医療活動を展開しておられる。朝は早く、夜は遅い。すると、テレビの人がこんな質問を、「先生は水やお茶ばかり飲んでおられますが、食べ物はあまり口にしておられませんね?」と。先生はとてもリラックスした笑顔で「そうですね。私はもう3日間食べ物を食べていません。理由は感性を研ぎ澄ませておきたいからです。」と笑顔のまま。う~ん、う~ん、これが医者なのか・・・と。私の昼飯を抜く一日二食スタイルなんて、中途半端な心意気なんですね。二つめの脱帽。

 で、その番組のタイトルが「世界を変える日本人」。別に「世界を変える人たち」でいいじゃん!