観光アート!?

 「新しい旅のスタイル」・「アートは社会を変革するプラットフォーム~20世紀は「科学の時代」だったと言われているが、21世紀は「創造の世紀」、つまり、クリエティブな考え方、クリエティブな暮らし方、クリエイティブな生き方をする人がますます重要視されてくると私は思う。そこに、アートやアーティストの需要が高まる理由がある。(本文より抜粋)」・「今日、現代アートを見るための、これまでにないまったく新しい観光客の動きが日本各地で起き始めている。また、現代アートを中心に捉えたプロジェクトやイベントが日本中で活発に進行している。こうした新しい動きが日本の地方を中心に始動しているのはなぜか?本書はアート、とりわけ現代アートの魅力、観光とアートとの関係、直島、青森、金沢に見られる現代アートによる地域活性の成功例、アートプロジェクトの新潮流などを概観しながら、ちょっとしたポイントを押させた細やかな情報とともに、これまでにない鑑賞の仕方はアートの効用を提示する。一度は訪ねてみたい美術館100ガイド付きのお得で役に立つ一冊。」という書籍を買った。

 光文社新書で¥760(税別)。山口裕美というアートプロデューサーの著書である。たぶん、新聞広告で上記の文脈が気になって覚えていたからだろうし、「観光アート」という組み合わせにちょっと語感的に興味が湧いたからである。しかし、ペラペラと読みだすと、まぁ、予想通り。全体的につらそうな流れになってきている。本書、まえがきにチョイスされた語彙があまりにも「アート」と遠い。たぶん、この著者はアーティストではないだろう。また、クリエイターでもないのだろう。行間にそのシグナルが点滅している。たぶん、このまま読み進めても心の高揚はないだろう。が、「観光」・「アート」ともに仕事として必要なファクターなので細かく折りたたみコンパクトに引き出しに入るサイズで読んでみようと思います。

 たぶん、一度は訪ねてみたい美術館100ガイドあたりはかなりきな臭い。