渡部陽一さんスゲェ~なぁ。

 「戦場カメラマンの渡部陽一です。」とあの独特のイントネーションで最近テレビにでまくりの渡部さん。口調だけではなくいつも首からぶら下げているあのカメラといい、独特のキャラクターといい、その存在感は圧巻である。他の芸能人やタレントの影のアルファ値が15%ぐらいに下がるほど強力。いつもはその存在感でコメントも少なめだからどうしても独特の言葉のチョイスやお人柄だけに注視してしまうが、いずれ渡部さんの人間性や活動のディテールもテレビで見る・知ることができるだろうと思っていましたら、昨日、あるテレビで渡部さんが母校の小学校に凱旋!?するという企画があり。渡部さんは6年生のクラスに自己紹介を兼ねた授業をされた。その内容は「戦場とは?」「戦争とは?」「世界とは?」というテーマ。このテーマで現在職についているどの小学校の教員が何を語ろうが児童たちは耳を貸さないだろう。そんなポテンシャルを持っている人間など教育の現場に一人もいないだろうし。ところが、渡部さんがいつもの口調で「戦場カメラマンの~」と始めると子どもたちは笑顔になる。そして、ひとつひとつの言葉を子どもたちなりに消化して聞き入っている。そして、渡部さんの写真と戦争をテーマにした短い映像が流れた。その映像には戦争の悲惨さや醜悪さが描かれている。しかし、そんな現場でも子どもたちは笑顔で生きている。というテイ。それを今目の前で同じ光景が広がっているように食い入るように見つめている渡部さんの顔。これはガチでスゲェ~!最近のテレビはもういろいろな意味で末期である。ネタもなく企画構成もおぼろげでいつもいつも同じことのループ。そんな現状だからこそ渡部さんのような「本物」が言葉を放つ機会が出来たのだろう。言わば全てがフィクションでありクリエイティブということはイコール「本物」ではないということ。ドラマや映画がいかに3Dで何を語ろうが表現しようが、マガイモノなのである。そのことを今一度現場の方は肝に銘じ万象を改める時期なんだろう。仮想現実の脆さにもうそろそろ気がつくべきである。そんなもの渡辺さんのような本物が一人でも登場した日にはもくずでしかないのだから。

渡部陽一さん公式WEBサイトです。