映画「アイアンマン2」。

 ちょっと複雑な正義のヒーローですが、原作とかコミックの原版を知らないのでこのキャラクターが従来のアイアンマンファンの皆様とどれぐらいのギャップがあるのか未知ですが、映画の1と2を観た感じではこのタイプの主人公はとても人間臭くってリアリティーがあり素敵でした。特別な力を手にした人がよく映画には描かれそれ相当の相反する苦悩が描かれる。これと主人公のタイプがマッチしないとなんだかこの主人公は強いのか弱いのか分からなくなる。で、いわゆる敵についても、社会に怒りを覚える、主人公に個人的な恨みを覚えてる、復讐のため、金のため、といろいろな目的があるだろうが、そのプランや具体的な行動力についても、やはり、人間(俳優さん)のタイプとマッチしなければどこかキレのない存在感になってしまうと思うのです。そして、それぞれの立場に絡む脇役の人達も。主人公との関係性や組織の中の存在感としてのタイプ。これらがすべてギクシャクしなければ、物語にスムーズに心が入る。という意味において、今回の「アイアンマン2」はキレもコクものびしろもあり、さらに非常に重要なテンポもありましたので、楽しいスピード感を堪能できながら鑑賞することができました。

 しかし、ミッキー・ロークの怪演がなければこのキレもコクもノビシロもテンポも成立しなかっただろうと言えるほどの存在感でした。