くじけないこと。

 「くじけないこと(アルボムッレ・スマナサーラ:角川SSC新書:819円)」。精神的にちょっとしたことで「くじける人」が増えています。現代社会を生き抜く知恵をブッダの教えをもとに伝えています。という広告文で紹介されている書籍ですが、う~ん、誰でも毎日へこみながら生きています的なテイで、何をどうブッダの教えてと連動させているのか?たぶん、スリランカの人だろうから、視点や根本が違うだろう。その部分だけでもこの書籍は819円の価値があるだろう。しかし、スリランカの仏教のリアルをどう噛み砕き日本のへこむタイプの人に教えとして伝えているのだろう?という側面も気になる。そもそもへこむといはその社会ありきだから、ありきということは多かれ少なかれ何かの指針があるはず。それをベースにへこんでいるとしたら根本のお話と根本のお話の間に摩擦は発生しないのだろうか。軸足をどちらにということで選択肢を提示されたとして、結局、居心地のいい場所を選ぶことが最大限へこみを回避すると慣習に刷り込まれている人だとしたら、この紐解きは拒絶されるかもしれない。それでも、こう考えればくじけませんよと言ってくれる言葉の質量があるならそれもひとつの価値であり意義だろう。

 別にくじけてもいいじゃん!みたいなひらきなおりも時にはくじけるを回避する結果になるだろうし、くじけるを正面で受け止めて傷が増えるより、いなせるならいなしたいですし・・・。