入れるパット。

 ゴルフはカップにボールを入れる競技。長い距離で400~500メートルの距離を少ない打数の時は4打で入れることもあるぐらいのゴルフと言えば大きく飛ばした方が有利だと考える人も多い。私自身、ただのひがみなのですが、あまりドライバーでの飛距離はしょぼいため、いつも、ドライバーが飛ぶ方とプレイをすると「そんなのどんだけ飛ばしても最後にはカップに入れる打数がゴルフの勝負だから、正確性と距離感覚さえあれば・・・」などとうそぶくタイプ。実は飛ばしたいのですが、野球と違って強くシャープにスイングすればボールが遠くに飛んでくれるという競技ではないために、ドライバーを安定してコースで打てるようになるまで途方もないぐらいの時間とコストをかけてしまった。で、結局、ドライバーの飛距離的にはアベレージゴルファーの平均飛距離よりも10~20ヤード少ない飛距離に落ち着いています。そりゃそりゃ5万も6万もする最新のドライバーを購入すれば距離は買えるとも言われていますが、そこまでゴルフにコストをかけるつもりはないので、アベの飛距離の9掛けぐらいで納得しています。それを基本にプレイを組み立てています。

 次はアイアンショットとグリーン周りのアプローチが言わば、飛距離の出ない私のゴルフの本丸。ここが楽しいからゴルフをやっているようなモノで、例え第1打で40~50ヤードおいていかれても、第2打では同じ距離、もしくは、その内側に落とせる自信が私のゴルフライフを支えているようなもの。とは言え、そんなにハイクラスの自信というわけでもなく、あくまでも「エンジョイゴルフの域」ですが。

 で、グリーンにのってからがパットの出番なのです。が、ここが実はスコアメイクする場合にでも、その日のプレイが楽しいか楽しくないかを大きく左右することに最近気がついた。まぁ、それほど、そこまでいくためのクラブが安定しなかったということであり、そこまで思えるようになるにこれまた途方もない試行錯誤があったということ。「ドライバーイズショー、パットイズマネー。」だったかそんなニュアンスの言葉があるのですが、これは、ドライバーショットとはパフォーマンスであり、パッティングはプロの試合なら賞金をかけた一打一打にプロの人生をかけているというニュアンス。まぁ、それほどパッティングは奥が深いというお話。

 あとワンピンの距離でグリーンにボールがある場合、もちろん入れること前提でアドレスし素振りをするのですが、気持ちが置きに行くモードの場合、カップには届かずあと数センチでボールが止まる。これを「よし、カップに近づいた、あとワンパットでホールイン」と捉えるか、「なぜ、もっと強めのタッチで打たなかった!ライン上だったのに!」と憤慨するかでひとホールひとホールのリズムが発生します。ショートを繰り返すな!とよく言われていますが、これが、自分にうそをついてショートでもいいからスコアを作るために確実に確実にと思い始めると、次から次へとショートを繰り返す。そろそろこの距離ならワンパットで入れろや!と自分に喝を入れてもこのリズムの時はショートを繰り返す。これが、続くとマイナスのストレスがたまり他のクラブのショットにも影響がでる。200ヤードも数センチも一打のゴルフで、なぜ、この距離を入れにいかないのか?ともやもやが肥大する。しかし、攻撃的なというか攻めている時はカップをオーバーすることが多く。たまにロングパットがカコーンと入る。これは技術的なことではなく、120%メンタルの部分が左右している。オーバーするにも、プロラインとアマチュアラインがあるから、アマに入るとこれまたストレスになる。が、このオーバーの時も「攻めた」と感じるか、「入らず遠ざかった」と捉えるかで気持ちのリズムが狂ってくる場合がある。ほんとに人間は気持ちで生きていると思う瞬間である。だから、気持ちのいいリズムのいいラウンドをしたいなら、常にどこからでも「入れるパット」を打てと自分自身に言い聞かせている。

 仕事も同じ、どこにカップがあるのか見えてるなら、そこに入れる気持ちがあるなら、ワンパットで入れろって気持ちでリズムのいい仕事をしていきたいものです。これは、同伴者に勝ったとか負けたレベルの一喜一憂ではない、戦う最大の敵である自分自身との勝負なのである。う~ん、ゴルフは深い、そして、楽しい。