コンビニのお店づくり。

 あるお仕事で京都の山の中を一日中車で走っていた。かなりの山奥のため一旦林道を走り始めると目的に到着するまで、そして、滋賀県に帰ってくるまで、一軒もコンビニがなかった。普段、いつでもどこでも気軽に入れるコンビニがないと例えようのない不安が押し寄せてきた。普段、営業中に車でコンビニに入るのは缶コーヒーを買ったり軽食を買ったりアマゾンの支払いをしたりと、まぁ、買い物が中心なのですが、他にも用をたすであったり、知らない土地で道を聞くだったり、急ぎのコピーをとらせてもらったりと結構便利。それが、車で道を走れども走れどもコンビニがない場所は正直辛かった。これほど毎日の生活のサイクルにコンビミに助けられているとはと愕然とした。そして、ようやく山を抜け琵琶湖が見えて来たところで1軒のコンビニでおにぎりとコーヒーを買って食べた時のその安心感たるやほんとにほんとにホットステーションだった。いやぁ~コンビニって大切だと思いましたね。で、そのコンビニもいろいろなチェーン展開があり、メジャーなところからマイナーなところまでいろいろ。それぞれ、これと言ってお店づくりに特徴がなさそうでけっこうそれなりに店長さんのご意向というかお店お店の特徴がある。商品の品揃えなども流通の経路が同じだから酷似している部分もあるが、ちょっとした規模の違いやチェーンエリアの違いで置かれている商品は少しづつ異なる。特に売上の中でかなりの割合を占めるお弁当・おにぎり関係はそれぞれのチェーンによって趣向が違う。一時、店の単体で賞味期限ギリのお弁当の値段をスーパーみたいに値下げをして売ろうとしたコンビニの店長が本部に警告されていたが、これも、営業努力と営業方針の微妙な違いの摩擦。でも、お店である以上売上を求めた店長と、ブランドイメージを大切にするためにルールを守った本部との摩擦はどのビジネスモデルにも存在するのでしょうね。お店の雰囲気についても既製品のPOPをルール通りに並べているお店もあれば、たぶん、バイトのスタッフの方が手書きで作っておられるだろう値札や商品のPOPなどを見てみると、営業努力というか顧客サービスの優劣が見てきます。昔ながらの料理店や街の商店街の対面販売とはちょっと違うスタイルではありますが、コンビニひとつでも「お店づくり」のスタイルが様々なんですね。

 で、私が毎日営業活動しているエリアで頻繁に入るコンビニをふと数えたら、12ヶ所あった。チェーンの種類で言うと3種類。それぞれいろいろなタイミングで入るのですが、よく利用するコンビニの条件とすると営業コースとの関係があり、駐車場の大きさや道路への出やすさなどがまず利用頻度に関係しています。つまり、利便性の高いお店はやはり車も多く、対抗車線に入るのは避けたいから左折で入りたいし、目的地に対してもやはり対抗車線(右折)には出たくない。これらの関係から、目的地に向かう頻度とルートがコンビニの立地条件とマッチしていることが第1の条件。そして、第2の条件はやはりお店の人の対応力である。あきらかにバイトであきらかに経験値がなくあきらかに人間的に微弱な人がいるお店は敬遠する。しかし、いつでも店長らしき人が明るく、レジでちょっと待った程度でも「お待たせしました!」と言ってくる人がいるお店は自然と利用頻度が高くなるわけ。

 つまり、このことは、企画・デザイン会社でも同じだということ。立地条件は昨今ネット時代でもあるから、さほど連動なしないものの、小さいミニマムな会社はコンビニのような展開と同じですから、少人数でお客様の気持ちを組み取り、パン1個、缶コーヒー一本でも気持ちを込めて心から「ありがとうございました!」と言えるような姿勢を徹底したいと思っております。まぁ、商品が「企画やデザインやWEBサイト」というカタチのない存在感のない質感のないモノだけに、それを創っている人が言わば「商品」であり「コンテンツ」なのだど肝に銘じ邁進しなければいけない。コンビニでもたぶんそうでしょうが、新しい商品や新しい戦略をあの小さい規模でどんどん取り入れてサバイバルしているわけで、「もう、次から次へと新しいパソコンやソフトやデバイスが出るからついていけませんわぁ~!」とか「勉強する時間がないので新しい技術や新しい商品はめっきり・・・」とか言っている場合ではない。小さいミニマムな会社はそういう会社のテイで精一杯できることに取り組まなければ、戦線離脱は否めない。努力を怠ることは人間だからいろいろなタイミングやフィーリングの関係でムラがあるだろが、絶対に「これぐらいでいいや」という気持ちだけは心のゴミ箱に捻じ込み、無理苦理にでも、誠意ある判断をしなければと取り組んでいます。だから、いろいろな企画やデザインや印刷物やインターネットのことなどで「山道」を走っている車の「コンビニ」のような存在になりたいと思う年の瀬でした。

 寒い日の一本の暖かい缶コーヒーのような、熱い日のスポーツドリンクのような、そんな仕事を商品を創れるように2011年も頑張りたいと思っております。さてさて、ブログ記事2000本まであと2本。