商売とは。

 年頭早々硬い話になりますが、ある書籍の著者がこのようなことを言っている。「僕は人間関係の軋轢の中で、なんとか自分の立場を守ることがビジネスだとは考えていない。それは、給料をもらうための方策かもしれないが、ビジネス、すなわち「商売」ではない。組織の中で自分の立場を守ることよりも、もっと広く社会のニーズを眺め、これからいかに展開していけば良いかを考えて迅速かつ的確に手を打つ、ということが重要だ。周りの人間に好かれるために仕事をしているのではない。理想があれば、その理想を拠り所にして行動する。できるかぎりそれに近づく方向を目指す。そんな甘い方針を本気で揚げるのが、僕のやり方である。自分の立場を守ることに終始すれば、立場はたしかに守られる。そして、つつがなく定年まで勤め上げることができるだろう。そういう人は「世間の厳しさ」を知ったことで、苦労を重ねた自分に満足すれば良い。僕はそんなもの知りたいとは思わない、というだけだ。いかがだろう?」とある。まさにである。同感以上の言葉があれば私もこの考えに同意である。顔も知らないこの書籍の著者にここまでシンクロできること、これが書籍の存在感のリアル。絶対に、電子仕掛けの端末ではこのリアリティーがまだ私には伝わってこない。いずれの部分でもこの文脈をそれで感じられる日が来るとして、それはそれ。現状がここでグッと引き締まっている以上、次は次で考えればいいかな・・・と。また、その動きができる自信もあるし、そうなったとき自分に必要なモノを見極めジャッジできる自信もある。変化は楽しい。変化がなければつまらない。「商売」についてそう多くを語れるほど何もできてはいないが、大枠、このフレームは芯を喰っていると思えた。商売とは相対性であると。