直人対決。

 タイガーマスクの主人公名称「伊達直人」がピックアップフォーカスされている。素敵ですね。名前を公表しない売名行為から距離を置く姿勢がなんとも日本人の美学を表している。恵まれない子ども達にそれぞれの直人さんは自分にできるカタチで学業の日常生活の手助けをするかぁ~、素敵です。確かタイガーマスクというアニメが流行った時代も時代背景にそのような現状があったのでしょう。だから、誰しも子ども心に逆境に負けない強いヒーローに釘付けになった。

 一方、もう一人の直人さんはどうだろう?間逆とは言わないまでもさてさて、その手腕は???って、この場合実在の人物ではあるが、その実態は「伊達直人」よりも薄いような印象がある。何をやっているのか?どう考えているのか?そして、この国をどうしたいのか?杓子定規なことは置いておいてご本人がどう考えて行動しているのかを見える仕組みがあればいいのだが。どうせなら、直人さんと直人さんに同じリングに上がっていただき闘っていただくということはバーチャルでできなものか。何をテーマに戦うかが重要ではあるが、その前にどんな戦術で技を持っているのかを観客として知りたいところ。タイガーマスクにはいろいろな技がありそのリングに立つための背景もしっかりと漫画の中で描かれていた。同様にセオリーをステレオタイプに羅列する能力ではなく、ガチの手腕をリングで戦ってみませんか?勝ち負けはさて置き、何か新しい抜本的な化学反応が起こるかもしれないですよ。

 子ども達に罪はない。大人も大変な時代。余生モードになった余裕のある連中がちょっとだけ「伊達直人」になれば詰まっていた流れもゆるやかに流れ出すような気がする。流れを止めている一人がもうひとりの直人さんではないことだけを願うばかり。