錦織圭さんの言葉。

 ベスト16を逃した錦織圭選手が試合後のコメントでこのような内容のことを言っておられる。「全力で戦って負けたすがすがしさと悔しさは、今後の成長の糧になるでしょう。」日本人にして46年ぶりの3回戦にコマを進めた錦織選手の言葉だけに重い。格上の世界ランク第9位の人にぶつかったわけですから、なかなか自分の試合をさせてもらえなかったようですが、それでも、相手選手を意識しながら、自分のスタイルに持ち込もうとするこの強い気持ち。これが何より素晴らしい。具体的にどんなすがすがしさでどんな悔しさかなど想像する術もありませんが、それを経て、「成長の糧」と言わせる器の大きい人であることは、まぁ、間違いないでしょう。ここまでの選手が何をもって「成長の糧」と呼ぶ基準はどんなことなのだろう?それを言葉や文字で知ったところでどうすることもできず、ただ、ほぉ~で終わるのだろうが、世界を相手に戦う気持ちや技や身体ってどこまで研ぎ澄ましているのだろう?もしかして、鍛錬を繰り返して「研ぎ澄ます。」という感覚ではなく、「自然体に向かう。」のかもしれない。やはり、ここでも目的意識と目標設定の違いが至高につながるということだろう。

 さて、では、一般レベルにおいて「成長の糧」の成長の部分。情報時代に様々な技術やビジネスモデルが進化する進化すると言われているが、この「進化」と「成長」の語感の違いは何?たぶん「進化」の方がのびしろが大きい意を指して長期的なバイオリズムなんだろう。で、「成長」とはミニマムな単位で時間の流れに沿って等身大なイメージなのだろう。ならば、現代のこのビジネスの状況は「成長」でいいのかもしれない。でも、のびしろを考慮したいから、させたいから、「進化」という語彙を選択するのだろうなぁ~。それがメディアのテッパンなんでしょうね、神ちゃん。