ケント・モリさんの失笑。

 テレビにあのケント・モリさんが登場された。彼のダンスとの出会いやM.J.への敬愛やマドンナとの出会いなど、散々、素晴らしいダンススピリッツを拝見し、アメリカでのダンスステージを観て、さらに、スタジオ登場で、ワンステージ短いステージを展開された。もう、唖然というかこれ以上、いや、これと同位のアーティストとなると「世界の坂本」しかいないじゃん!もしかしたら、ケント・モリさんは現在最高の経歴を持っている日本人アーティスト・ダンサーかもしれないぞ。映画監督や俳優ならハリウッドクラスにひっかかる人は数人いるが、世界の三船さえ、世界の黒澤さえ、たぶん、ケント・モリさんのダンスパフォーマンスの前には舌を巻くのでは・・・と思わせるその登場。芸能人でさえちょっと圧倒されぎみの恐縮な感じ。

 で、最後にその総括で荒俣がコメント。「ケントのダンスには日本の能のテイストがどうたらこうたら~、結局そのテイストをマドンナやM.J.は凄いと感じたの感じてないの・・・。」と。う~ん、困ったものだ、ケントさんの冒頭のブイをこのご老体は覚えていないのか???日本の画一的なダンスが嫌になり、日本を飛び出してアメリカ本土の本場のダンスを修業された~ってあったでしょうに!そこで、M.J.のオリジナル溢れるダンスをリスペクトして現在の「ケント・モリ」があるっていってるじゃん!何が「能のテイストや和のテイストが・・・」なのさ。テレビの一消費者でさえ片腹が痛い痛い。そこは、自分のボキャブラリーは一旦置いて、「これからも素晴らしいダンスを私たちに魅せて、世界を魅了していってください!」でいいじゃん!何を自分自分みたいな、見苦しさがMAXである。なんでもかんでもルーツを「日本文化」に求めない方がいいですよ。たぶん、恐らく、間違いなく、グラスの下のケント・モリさんの表情は失笑だったはず・・・。

kento_mori001.jpg