手元にあるアイテムだけでかっこよくデザインする!

 「文字・罫線・色・図形…手元にあるアイテムだけでかっこよくデザインする!イラストや写真素材を用いずに、かっこよくデザインをしたい!素材がなくても、インパクトのあるビジュアルにしたい!デザイナーならば誰もが直面する場面でしょう。本書は、そのような場面で参考になるデザインアイデアを結集させた1冊です。写真やイラストの力を借りずに、文字・罫線・色・図形といったアイテムのみで効果的にデザインされた秀作を多数掲載します。」というある書籍の広告分脈。これはしかし見本を見た段階で「かっこよく~」ではなくなりますね。つまり、サンプルはある案件のコンセプトがあり、それを料理・アレンジした方のポテンシャルがあり、オペレイトしたスキルとそれを客観的に仕上げたセンスの部分があったから成立した「カッコイイ」である。それを一覧してもその背景を読みとれなければただのテンプレート化してしまいます。しかし、テンプレート化してもいいから、この中のサンプルを現在の手持ちの案件に適用して「カッコイイ」と感じられる方にしてみれば、この書籍は価値あり。しかし、手元のアイテムだけって、アイテムでデザインできるならそれは正確にはデザインとは呼びにくい。冷蔵庫にある食材で美味しい一品料理が作れる人ととそうでない人がいるように、本丸はアイテムでも素材でもテンプレートでもない。デザインを理解しているということが大前提。逆にここを踏んでいれば、どんなものもアイテムになるし素材になる。逆算の逆算が一回まわってワン!の「ワン!」が成立すればそれが立派なデザインとなる。この書籍をどうひも解くかの能力にも最終仕上げのクオリティーは左右される。つまり、豚に???、鬼に???、???とはさみは~なのである。弘法も筆の誤りと言いますが、誤りから生まれるデザインもあることを弘法は知っているみたいな・・・。