手の内を明かす・・・か。

 人間の身体は水の詰まった風船のようなもの。それが、地球の重力や磁力の中で骨と筋肉で日々の活動を行っている。生物の進化がそれであるように、あらゆる元素のこの生命体は水分や大気中やDNAの中に記述された設計図でその一生を支配されている。それが人間という生物体である。他の動物も同じ。進化の過程で然るべき分岐を行い自然界の構図の中でその生命を維持している。そのベースにあるのは地球上の気温や湿度や様々なエネルギー源との折り合いの中で生命を維持している。五感を通じて得られる情報は意識化に置きやすいために、いわゆる人間的な生活を送る上で目に見えて明確に影響を受けているように考えられている。意識の中の世界である。しかし、交感神経と副交感神経があるように、例え心が「もう生きたくない。」と思っても何も行動しなければ生命は維持される。食物を身体に入れながら栄養を摂取し続ける以上、生命は維持される設計になっている。そんな水の詰まった風船の中身が影響受けるモノは意識化に置かれているモノだけではない。それは「気」で片づけられないほどたくさんの影響を受けている。無意識に筋肉が受けている重力からの負荷や血流が受けている大きな地球という磁石からの磁気・磁場。地面が振動することで聴覚が感じられないほどの振動やパルス。人間が開発した技術としての電波層。人工物に流れる電気やこまくでは意識できない音波。そして、太陽光の中に含まれる紫外線や赤外線などの宇宙線。これらが微妙な水の風船に影響を与え、微妙なバランスで生命は保たれている。

 そのことを踏まえて上で、「手の内を明かす・・・」という言葉ある。これは、真意を言葉にすることの意味だが、何故こう呼ぶのか?様々な影響を受ける水の風船。その対象は水(血液)である。血流こそが脳という臓器を維持するための生命線であることは周知として、血流が変われば脳への信号が変化し、そして、脳からの信号が変化する。そして、それが部位の筋肉に伝達されて行動や思考になる。つまり、地球という大きな磁場に対してその磁場と血流を簡単に転換できるのが「手の平を上に向ける。」という行為なのである。脳への信号の変化がかならずしも「明かす」にはならないが、水の風船の血流を簡単に変化させることは、手の平を上に向けるだけで意外と簡単に実現できるのである。だから、昔の人はこれを持って「手の内を明かす。」と言ったとか言わなかったとか・・・。