破壊する創造者@フランク・ライアン著

 原題は「ヴァイロリューション」。ウイルスとエヴォリューションの造語。生物の進化について、各生物の遺伝子DNAの総体はゲノムの変化を基礎としている。多くのウイルスは、言わばDNAからなる紐であり、一部分が千切れて宿主生物のゲノムに取り込まれたり、逆に遺伝子をウイルスが拾い、他種の生物のゲノムに移したりする。ウイルスは細胞に対して友好ではなく、細胞に侵入しその代謝や成長に干渉し不都合を押しつける。しかし、研究の結果、必ずしも友好的でないウイルスだけでないことが判明されたらしい。つまり、壊しながら創るという能力を結果ウイルスは行っているという洞察である。117個の元素とDNAのスパイラル。まさに地球の神秘である。これこそが「進化」の実態だと視点をこの著者なりの研究や実例で考察された書籍なのだろう。うん、なかなか面白そうである。DNAのお話は専門ではないしても人間なら普通に興味を抱くジャンルだろうしその取り組みの最前線を知ることが日常生活に何の影響があるか?となればそれまでですし、元素の存在をどう知覚したところで、論文にするつもりもないが、「気になる」「気にならない」で言えば気になる。全ては元素なのだから。それを繋ぎ合わせ方というか進化はそのプロセスであり、それは今現在で完結してるわけではない。進行形なのである。それだけを知っていれば、この著者の考察に興味を抱くに十分な理由のような気がします。

 たぶん、ここら辺の書店にはないだろうから、アマゾン経由でゲットしたい書籍ですね。