仕事選びの3Kとは?

 「汚い」「危険」「キツイ仕事」が仕事選びで敬遠される3Kらしい。う~ん、贅沢な話である。まだまだ危機感が緩い緩い。私は大学時代に42種類のアルバイトをした。4年間継続したアルバイトも3種類あるし、単発で瞬間風速狙いのバイトもあった。そして、卒業後も1年間、東京でひとりデザイン事務所のアルバイトだけでは苦しかったのでいろいろなアルバイトをした。結果、その経験を経て翌年正社員になれた。高校3年生からいろいろお世話になったアルバイトではあるが、数字が欲しかったので、率先して3Kに取り組んだような気がする。その代わり身入りは相当良かったような。

 「汚い」で言えば一晩中、大きなレストランの生ごみの掃除とホール・厨房の掃除。「危険」で言えば、山の斜面にロープを腰に括りつけ土を削るバイト。「キツイ仕事」で言えば、肉体労働は他種多様だったし、一晩中機械から出てくるノートをパレットにキレイに積み上げること約8時間。また、プラスチック成形の部品パーツが熱処理されて出てくるのを一心不乱にケースに整頓すること10時間。高層ビルのダクトシュート(人が二人程度なら同時に落ちるぐらいの直径の穴)に各フロアのゴミを掘り込む業務などなど。この穴に落ちたらたぶん・・・みたいなバイトだった。

 まぁ、これだけのバイトをしていれば、別段3Kなどどうでもよくなる。人間があらゆることに対して鈍感になるというか麻痺してくる。別にお金のために手段を選ばなかったということでもないが、その一面も確かにある。でも、「気にしない。」モードになれば人間大抵の仕事はできる。

 よく、デザインの仕事は「クリーン」で「危険とは無縁」で「カッコイイ」ので羨ましですと言われるし、ある教室でデザインのソフトウエアを教えていた頃は、「先生のような仕事をしたくってこの学校に来ました。デザインの仕事はやりがいもあってクリーンでスタイリッシュであこがれなんです。」って目を輝かせていただ人が何人かいたが、そんなにこの仕事はカッコイイのか???がガチな部分。危険ではないが自分のスキルやセンスやテクと四六時中向き合い研鑽と探究を怠るこができない仕事ですよ。たぶん、あなたじゃ無理でしょう・・・みたいな人に限って「カッコイイ~!」となる。そんな仕事に優劣付けているようなレベルでは、逆に仕事に選ばれる人になっちゃいますよ・・・みたいな感じですね。

 政治家が国を選ばず国が政治家を選ぶものだらかこんなみじめなことになるんです。主体は軸は本丸は自分の中に持っていないと。あなたたちの議論・答弁は国会という然るべき場所で税金を使わず、どこかの気楽な居酒屋でやってくださいって感じですから。でも、この国を愛する人がいる以上、たまたまかもしれないですが、そのポジションの仕事に就いたわけですから、頑張ってくださいよ政治家さん達。別に3Kありきでもいいじゃないですか?芯を喰った国の展開をお願いしたいものです。