深海のYrrを読んで。

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 この小説は上・中・下ですべてが600ページ近いボリュームでした。しかし、その中に書かれている物語は秀逸そのもの。ドイツのマイケル・クライトンと称されることはとても理解できた。あと数冊この作家さんの書籍が存在しているらしいので早速2作品目をチェックしている。しかし、なんとも、素晴らしい物語。「人間とは?」という疑問に対する答えなど・・・と暴論を期待せざるをえないとタカを括りかけていたところにこの小説との出会いである。いやいや、人間も捨てたもんじゃないなぁ~とそう思える小説でした。そのリサーチ力はもう科学の専門書のそれに同位している。神も登場するしフロイトも登場するしアインシュタインも登場する。じゃあどうこれをまとめているの???となるが、それが、この約1800ページに集約されている、そういう小説でした。3.11前に購入して読み始め、物語が進行していく過程で3.11になった。そこから、津波・地震・放射能・海洋汚染・世界の思惑と戦略・・・どれもこれも現実に起こっていることとリアルにシンクロして、地震の予報を気にしながら読む「深海のYrr」はリアル過ぎました。ある意味、最高のタイミングでこの小説を読むことができたのかもしれないと思っております。

 「すべてはひとつ・・・」。うん、すべてはひとつなんですね。

 2012の原作も映画も読んで観ている上での「深海のYrr」ってのは最高の「盛り」でした。

詳しくはこちら。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150411700/hatena-hamazou-22/