仕事の楽しさって?

 あるWEBサイト関連の書籍からの抜粋。「仕事の楽しさって?~WEBの仕事のおもしろさや大変な点を教えてください?」というQ。WEBデレクター達はこう答えている。「見えない相手の目的を達成させるための仕掛けづくりが楽しいです。」「思い通りに行かないことも多いですが、WEBサイトを公開する瞬間が一番楽しいです。」「変化のスピードに対応するのは大変かもしれませんが、新しい発想やアイディアを短期間で実現できるダイナミズムは大きな魅力です。」「仕様が決まっておらず、常に不安定な要素が多い点がおもしろいです。」「たった一人の個人デザイナーでも、チャンスがあれば、大企業の顔ともいうべきサイトのデザインができるのは大きな魅力ですね。」「紙媒体とは異なり、インタラクティブな仕組みや時間、動きを使った表現ができるのはWEBならではの楽しさです。ただ、数多くある環境に対応させるため、テストや確認作業に時間を取られるのが大変です。」「日々新しい技術が生まれ、それとともに表現の幅が広がるところが楽しくもあり面白くもありますが、その反面、常に新しい情報を取り入れ続ける必要があるので、そこが大変と言えば大変なのかもしれません。」となっている。

 つまり、「苦しさ」=「楽しい」という両刃の部分をしっかりと自分のスタイルに組み込んでひとつひとつの案件に対峙しているプロフェッショナルの皆さまの声だなぁ~と思いますね。ある、一定の技術や経験値があれば、ずっとそのスタイルでニーズを獲得し続けることができない面白さ。いつでも自分のスタイルを0ベースにリセットして再構築できるポテンシャルを持っているのか持っていないのか。世の中や人のニーズは対流し相互に伝導し合っているのにいつまでも同じ場所で同じ思考を守るタイプではこのループは実現しない。

 政治家の皆さまの仕事のディテールは知らないが、たぶん、ぶっちゃけて言えば、政治という仕事は楽しくないだろうなぁ~。仮に莫大な利権の綱引きをしているとして、仮に地位や名声や威厳を取り合うカードゲームだったとして、そのゲーム、勝っても負けても自分自身を浪費しているだけのような。意義のある政策や活動もそのポジションだからこその部分でしょうけれど、それは、別にあなた達のような人間がいなくとも実は成立するのかもしれないですよ。何も「ありき」でそんなに手持ちのバーチャルカードを浪費しなくともそのゲームを始めている段階で多きな意味では両者とも負けているような。まぁ、これはあくまでも「お仕事」という切り口のお話ですから、自分自身がそう考えるなら全うしていただければいいのですが・・・。

 で、楽しいですか?ってことです。もっと、別の使命感を芽生えさせる土壌がこの国に存在しなかったと言えばそれまですが、仮にバーチャルでもいいからイマジネーションの世界でもいいから、金魚すくいの金魚と小川のメダカの違いみたいな。