仕事での「モットー」は?

 仕事においてのモットーや、常に気を付けていること、心がけていることは?という編集室からの質問に対してのQ。「他の人を思いやる仕事やサイトにしたいと思っています。少しの手間でハッピーになれる人がいるというのは素晴らしいですよね。」「利用者の立場で考える。」「できるだけ近視眼的な行為を避けようと思っています。常に、全体像を俯瞰して、長期的な視野で行動すること。」「情報の送り手側の都合を可能なかぎり排除したサービスを提供すること。でもそれは難しいです。日々、葛藤です。」「楽しく仕事すること。楽しんでもらうこと。仕事は人生の大切な時間を引き換えにしますので、せめて楽しくやりたいですね。」「見た目の美しさを追いかけないように気を付ける。造形的に美しくなくても、案件のテーマにマッチすることを優先するようにしています。」「自分にしか出来ない「らしさ」の表現。」とあります。いずれも、非常に論理的で感情豊かな解答です。非常にリスペクトの振幅が大きい。

 で、自分自身の仕事にたいする「モットー」は何だろうと考える。考えに至るまでのベーシックな部分を回帰すれば、私が幼稚園の頃、家の玄関には大きな冷蔵庫があり「豆腐」を販売していた。本格的なお店というテイではないが、親戚から仕入れて売っていた。子ども心に、ご近所の皆さんが、毎日、豆腐を買いに来られるのを見て、そして、祖母が豆腐を大切そうに水槽式の冷蔵庫から取り出し、お客様が持ってこられる小さな鍋に入れ30円とか50円を頂いている姿を見て、「豆腐」を通じてご近所の皆さまと繋がっている暖かい気持ちになったような記憶があります。また、夏場は夏季旅館をしていたので、いろいろなお客様が夏場だけ訪れ海水浴に行かれる。お客様が海に行っておられる間に、食事やお風呂や布団の準備をする。夜、蚊が多いと蚊取り線香を付けてお部屋に持っていく。宿泊している赤ちゃんが熱を出されると氷を持っていく。そして、海水浴を楽しんで帰られる時に宿泊代と食事代を支払って帰られる。微力ながらお手伝いに対してお金を貰える嬉しさは小学生的にはとても大きな意味や法則や価値があった。

 大学の頃、卒業が迫り、東京に行くことを決めた時、ふと、大学4年間で何種類のアルバイトをしたのだろうと振り返った。4年間続けたアルバイトもあるし単発のアルバイトもあったが、その種類は42種類は確実に覚えていた。ひとつひとつのアルバイトで雇い主や担当者の人にアルバイトの内容を指示されて仕事をしてバイト代を頂くという行為。目的は画材や専門書籍を購入するためではあったが、仕事として捉えると「社会の規範と触れることで自分自身の未熟な部分を覚醒させたい。」と捉えていたような感覚がある。嫌な仕事、好きな仕事はあれど、全て楽しかった。

 それが自分自身の「仕事」に対する気持ちのルーツだから、別にモットーは何?と聞かれてお茶を濁すことはどうにでもできるが、言及するなら、「社会との関わりに対して気持ちを開くこと。」なのかもしれない。現在、仕事のディテールは「デザイン」になったがその軸はぶれていないつもりです。

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とても素敵なブログですね!

視力回復する方法を知ってますか?

http://lasikope.com

公式WEBサイト拝見しました。
素晴らしいネットワークですね。
びっくりしました。

医学的に視力を回復する方法は
専門外なので分かりませんが、
全世界で困っておられる人は多いと思います。

  • khuz
  • 2011年05月07日 08:13

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