強烈な100歳!

 あるローカルテレビに100歳の男性が登場した。その方は書道の先生で御歳なんと100歳。朝早く起きて自分で自分の朝食を作る。30歳年下の奥様がおられるのですが、それがその方の一日の始まり。料理人であったご経験もあるということで、自分の朝食なのに皿にキレイに朝食を並べる。バランスのいい栄養価の高い食事で一日を始める。次に書道教室の生徒さん達(年配から若い人などいろいろ)に対しての本日のテーマというか課題となる筆文字をそれぞれの生徒さん達に対してしたためる。決してコピー機など使わずに一枚一枚。そして、自分で背広に着替えて課題の詰まったバックを抱え家を出発。元気にいつものコースを歩きバス停へ。教室にはすでに多くの生徒さんが待っている。「おはようございます!」元気に声をかけて前の席に着く。課題を説明してそれぞれの席で皆様の作品(筆文字)に対してコメントをする先生。熱意のある人に対してはマンツーマンでのアドバイスがヒートアップする。

 授業の終わりにひとりひとりの作品に対して丁寧に添削を入れられる。美しい作品については称賛し、バランスの悪い部分については的確に添削を入れる。添削が終わると生徒の皆さまから大きな声で「本日もありがとうございました!」ニコリと先生。

 そして、昼食はとなると、いつものごいひきの食堂&カフェがある。そこまでまたバスで移動。ランチタイムでにぎわうその食堂の個室に入られる先生。すでに奥様が到着していて席につく。「いつものを。」と一言先生。出てきたメニューはガッツリのハンバーグ定食。これはメニュー的にちょっと多いのではと思いきや、それを全て残さずにペロリ。食後のコーヒーまでガチのランチタイム。素晴らしい!なんと素敵な100歳だろうか。

 食後もずっとニコニコしながら、コーヒーを一口一口味わいながら楽しい会話が続く。う~ん、100歳かぁ~。まだ、自分は半分もいっていないのかぁ・・・。いいなぁ~こんな100歳になりたいと素直に感じてしまいます。

 ねっ!これがテレビで観たい感じたい物語なんですね。ローカルなのに素晴らしい取り組みである。情報過多になり飽和した価値観の中、テレビの人達も大変でしょう。大手のスポンサーにしっぽを振ってのびしろの少ないテレビプログラムを作成するのもビジネスモデルでしょうけれど、テレビを観ている人はだいたいそんな感じをもう本能で分類しているんじゃないでしょうか。テレビにチカラが無くなってしまたことでメディアのパラダイムがシフトしたと言われているが、それは、そのことでしょうね。しかし、テレビというメディアのそもそもの部分を理解しているテレビの達人ならこの100歳の書道の先生をチョイスするみたいなことじゃないのでしょうか。素晴らしい先生でした。マイリマシタ。

 テレビの達人と100歳の書の達人が出会うイチゴイチエイがなんとも素敵。