カスタムカラー。

 印刷物でもWEBサイトでも大型テレビでもファッションの世界でも建築の世界でも日常生活の中でも配色というのは深く関係している。改めてWEBサイトの配色集みたいな書籍をリサーチするとカラバリのスタンダードの組み合わせが誠に整然と整理されている。

 例えば、「原色を使いこなすコツ」「淡色・純色を使いこなすコツ」「無彩色でまとめるコツ」「知的で誠実な印象を与える配色のコツ」「ゴージャスでエレガントな印象を与える配色のコツ」「ナチュラルで落ち着いた印象を与える配色のコツ」「モダンで洗練された印象を与える配色のコツ」「ポップで楽しい印象を与える配色のコツ」「キュートで親しみやすい印象を与える配色のコツ」「ロマンチックで優しい印象を与える配色のコツ」「さわやかで若々しい印象を与える配色のコツ」そして、「カラーユミバーサルデザイン」などの法則関連などなど。まぁ、見事に体系化してあるから、それぞれの配色パターンにはほぼ完ぺきなカラーリングが配置されていて、確かにその印象を受けることは認めてしまうことしきり。

 しかし、そもそも色相と彩度と明度で表現される配色の組み合わせはモニターや画材や染料などの成分上細かいミクロの単位まで分解すれば無数に等しい色の組み合わせがあり、人間の目の網膜で感知できる色の限界点や工業的に再現できる配色の限界点などがこれらのカラバリで規定されているだけで、それこそ、科学的に色を分析すれば色とはとてもとても奥が深い存在なのである。その世界と人間の心理を組み合わせて、商業や工業や芸術に展開してきた人間の歴史をひも解けば、そこには、からなず文化や歴史や慣習との深い関連性が存在する。そこが、旬なWEBサイトというテイで、モニターで再現できる色の深度となるから、大まかにフレーミングしておけば、まず、それ相当の適用が可能ということだろう。

 で、色について深く知れば知るほど~の部分、ひとこと「ロマンチック」と言っても、たぶん、日本人が感じる「ロマンチック」と、マダガスカルの人が感じる「ロマンチック」は異なるだろうし、日本の白のカラバリはたぶん一般的には5~6種類、しかし、アラスカや北欧の人の白は40種類以上あるらしい。つまり、暮らす環境やその国民性で色はどうにもで変化するということ。

 「カスタム=慣習」ということを根底に捉えれば、何かのプロダクツやツールを開発する際のカラバリのヒントになるのではないでしょうか。お仕事チックなお話になってしまいましたが、たかが色、されど色なのである。