映画「幸せのちから」。

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 珍しいタッチの映画をテレビ局がチョイスするなぁ~と思った。ウィル・スミスと実の息子が共演するという素晴らしい映画「幸せのちから」。一方でウルトラスパーマン「ハンコック」を展開しながら~の、このどこか社会からドロップアウトしそうな男を演じてしまうウィル・スミスの凄さ。たぶん、実の息子さんだろうなぁ~と思いながらのこの物語はなんとも切ないタッチで淡々と進む。アメリカの社会全体が抱えている問題なのか、この主人公の見極め方や判断力の過ちが原因なのか分からないが、この状況をどう打破するかという描き方をテレビの人達が、「どこか現在の日本とシンクロしているからチョイスしてみようか・・・」的な意図を感じてしまった。父と息子が現実の社会で日常の生活を維持するために、つまりは、生きていくためにどのような葛藤をしてどのような取り組み方をする~みたいな部分が非常にリアルに描いてあったような気はする。しかし、しかし、なぜ?わざわざ金曜ロードショーなのか?

 テレビの人は「ウィル・スミスも映画の中で頑張って、ドロップアウトしながらでも粘り強く頑張れば最後に道は開けますから・・・」的なささやきがそこかしこで聞こえてきそうでちょっとテンションは上がらなかった。そんなななめな見方はダメなんだろうけど、やはり、映画を観る状況ってTPOが大切。観終わってから、ああ~やっぱ、普通にDVDを借りて来て観るべきだったと少し後悔してしまった。

 ほんと、テレビのチカラが年々弱くなっている。そりゃスポンサーが離れていくはず。一流だけが枠を相当な広告費用で抑えていたのが、それが緩くなったのか、ちょっとこれはないなぁ~というCMが流れる場合が多く非常に目に付く。印象的ならいいが、悪い印象しか残らない。作り方も緩く、画面も仕掛けもメッセージもNGなCM。ああ~これもテレビメディアの価値を下げているなぁ~と思っちゃいますね。

 でも、ということは、この息子さんが大きくなって「ベストキッド」のリメイク~となるのか。役者の息子はやはり父の背中をしっかりと観ているんですね。DNAはしっかりと機能しているんですね。