旅の効用。

 私はあまり旅が好きではない。非常に「無駄遣いな気」がするのです。決して漠然と無駄だなぁ~と思っているわけではなく、まぁ、おこずかいに余裕がないことが一番の理由なのですが、でも、「美味しいモノを食べること」「有名な観光地に訪れること」「旅館で露天風呂に入ること」「旅先で楽しい出会いがあること」などがさほど楽しくない。たった1日~2日程度、どこかに宿泊して何かを見たり知ったりすることが決してリフレッシュにならないし(私の場合)、例えばそれがホテルにも泊らず自前の食材をアウトドアでキャンプというテイなら、「もったいない」とは感じないし、テントで寝ることは楽しい気分だと思います。それが、有名なホテルだか、創業何百年だか知らないが、一泊泊るのに¥10,000以上も払って、及第点の料理とお酒。これは形骸的に日本人の大好きな「ちょっと贅沢な気分」かもしれないが、全く気持ちはのってこない。お風呂は好きだから露天風呂に入るのは気持ちいいが、何も旅とセットにする必要もないだろう。と、まぁ、全てに気持ちに余裕がないからこのテイで気持ちをリラックスできる性分・タイプではないのでしょう。だから、旅に行くと疲れる。まして、団体旅行など最悪に近い。全員と同じ場所を同じタイミングで歩く見る食べるってもうダメ。団体行動ができない只のおこちゃまモードなのかもしれないですが、それでも、団体行動はダメ。多くても2人がベターで1人がベスト。で、3人以上はもうダメ。まして、列を作って移動するような団体レベルはストレスの何者でもない。だから、たぶん、企業の中で組織の中でサラリーマン的に考え動くことがダメになったのでしょう。つまり、そこが結局ブンキテンだったのでしょう。すでにその兆候が29歳であったので30歳でサラリーマン生活をfly awayしてしまった。

 で、自分をそんな風に知っていると(恐らくたぶん)、何が好きで何が嫌いがある程度明確になる。すると、それを一旦リセットしたいから場所を帰る、非日常的な空間からテイクオフする。日頃食べられないものを食べ、テレビやネットでチェックしていた観光地に好奇心を覚醒され続け、そして、その場所のリアルを求めて旅へ出発となるのだろう。つまり、立っている場所が変化するだけで気分が変わり、それだけで、「リラックスできた。」と感じたいのだろう。だから、この場合、いいも悪いもなく、とにかく立ち位置さえ一時的に別の場所になればそれでいい。それにいくらpayしますかということなのだろう。

 ならば、根本的に短期的な「旅」よりも、「引っ越し」が一番。私はこれまで8回引っ越しをしている。それは明確な目的のため(自分なりには)。ただ、移動しても新しい場所で生活するチカラがないとただの逃避になる。まぁ、それに近いニュアンスもどこかにニュアンスとしてありますが、新天地を求めてか逃避かは神のみぞ知るでいいわけで、もし、自分自身を根本的にリセットしたいなら、Just moving! が正解。