憂鬱でなければ、仕事じゃない。

 講談社から出ている書籍らしい。タイトルは「憂鬱でなければ、仕事じゃない。」と。幻冬舎の社長とサイバーエージェンの社長の共著らしい。なかなか、いまどきな書籍みたいである。「とてつもないビジネスマンのバイブルが誕生した!」となっている。二人の社長が交錯した瞬間の化学反応だ!みたいなテイである。この広告文から気になるフレーズをいくつか紹介します。う~ん、おそくらく、この本を書店で発見したら買うな・・・。でも、アマゾンでは買わないな・・・。

 「何が大切で何が無駄か?あななの臓腑をえぐる35の言葉」価値観の問題に注視しているのだろう。大切なもの、無駄なものをこの二人に決めてもらいたいわけではないが、「あなたの臓腑をえぐる」とまで書いちゃったのだから、よほど鋭利な言葉があるのだろと想像させるテクはさすが出版社の社長であり、講談社である。さて、35の便宜性が予定調和か物理定数か?ってことで気になりますね。

 人としての基本としての言葉。「小さなことにくよくよしろよ」と。そんなこと講談社の書籍に言われなくとも日常茶飯事ですって感じ。あなたのくよくよと私のくよくよをお互い電子顕微鏡で見た時、その形状の美しさと醜さ、不連続な運動パターン、未知の元素があるかないのか、そんなことで勝負できたら楽しいですね。

 人の心を掴むとしての言葉。「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」って、私は高校3年生の頃から、自分の名刺を切らしたことがない。名刺を切らしたことは1日もありません。N.Y.にも富士山にも山奥のダムでバス釣りをしていた時でも自分の名刺は持っています。

 成功への動機付けとしての言葉。「スポーツは、仕事のシャドーボクシングである。」まぁ、それはなんとなく理解できますね。ただ、仕事とスポーツをシャドーボクシングに例えるのはえぐり過ぎでしょう?!みたいな論理ですね。ただ、よりすぐりの論証を寄せ集めているだろうから、ここは別段、シャドーボクシングでいいと思いますが、運動音痴=仕事音痴っていう構図は何も身体能力のそれを直接指しているわけじゃなく、部活やスポーツをしてきた人間の健康管理だとか自分の身体や精神力の部分を自分で活性化させる術や日々の積み重ねの鍛錬みたいなところと微妙にシンクロしているんでしょうね。うんうんって感じ。所謂、タテのコミュニケーション能力について洞察してることが想定されますね。

 最後に、「ワインは、働く男の「血」である。」ともあるが、そこは「知」でいいんじゃない。

 で、やはり、ここまで気になってしまうと、買うな・・・たぶん。