第20回すべらない話。

 昨晩、人志松本のすべらなない話、第20回がゴスペラーズのイントロで始まった。毎回期待値が肥大する一方でメンバーも趣向を変えエンタメ感を意識して強い話を演出されている。が、そろそろ、第20回ともなるとこちらはスタイルから期待値の側面で入ってしまう傾向を強く感じた。「すべらない話」とはこうあるべきだみたいな空気が演者の皆さまの中にフォーマット化されていくつかのパターンに話の組み立てが偏っているような印象。面白い話ではあるが、置きにいっている感じ。それが、ちょっと残念だった。

 つまり、すべらない話のフォーマット化が本来のライブ感とか奇想天外感を失い、「すべらない話」テンプレートの中で処理されているような気が少しした。これだけの話術のエキスパートが集合してもテレビというテイの中では、何事もフォーマット化・テンプレート化されてしまうのかと・・・。ただ、それぞれ出演者の皆様のパワーバランスはピリピリしていてドライブ感があった。落語家よりも秀逸な話の組み立て方あり、感覚的に感傷的に落とす手法あり、ちょっと深い話で心の振幅を誘いながらのオチみたいな手法あり。どれも、テレビ的には75点でしたが、さてさて、松本さんはその出来をどう判断されたのだろう。MVSが結果、ジュニアさんだったことを鑑みると、内容はさほど高くなかったと考察できる。

 しかし、いつものことながら、雁首そろえた芸能人のオーディエンスの寒いコメントにはくらくらする。

 で、私の第20回のナンバーワンBEST OF すべらない話は、たぶん、大輔さんだろう。話が太く、感覚的で、聴いている人にイメージさせる部分と聴いている人の頭のイマジネーションに挑戦するような「お父さんの散髪」である。短い展開でしたが、これがたぶんベストでしょうね。この大輔さんのお話に比べると他の皆さまのお話はテンプレート内で組み立てとディテールにフォーカスしているが、いわゆる「すべらない話」の本来の芯からは少しづつズレていたような気がする。

comments

深夜の放送で、それぞれの芸人さんのスタイルとテンポが生かされていた回とは、異なってきました。
たぶんキム兄の「キクチ」あたりからこのスタイルが主流になってきた感じですが、長い話で小ネタをチョコチョコはさむのはあまり気持ちのいいものではないです。
出演者の方のプレッシャーは半端ないと思いますが、話の芯の部分でズドンと落とすネタがやはり強いですね。

  • kuni
  • 2011年06月26日 12:04

はい、同感です。

  • khuz
  • 2011年06月26日 15:12

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