分類不可能ガガ様。

 頭の上に黒い電話を乗せて現れる。シャボン玉で全身を包んだような服でピアノを弾き始める。奇抜とか派手とかいう前に、思わず愉快な気分になってします。大人気の米国のアーティスト、レディー・ガガさんが、復興支援のために来日した。日本が好きなのだそうで、震災の翌日、3月12日には「日本の為に祈りを」と記したリストバンドを売り出し、1億2千万円を寄付した。記者会見では、ティーカップにキスしてみせ、オークションにかけて収益を被災地に送ると語った。観光庁から感謝状を贈られたが、「本当はこんなものいらいなの」と言う。ポップス愛好家に限らず、見る人が自然にニコニコするのは、このアイドルの「突き抜け感」が心に響くからだろう。被災者の避難所暮らしには終わりが見えない。原発事故は心理的にずっしり重くのしかかる。何か常識外れのことをしたい、されたい、という気持ちを、日本の誰もがいま抱いているに違いない。ガガさんはロックスターのデビッド・ボウイとクイーンを自分の活動の手本にしたそうです。演劇のような表現と、物語を感じさせる存在感。それらが「入り口」となって、観衆を日常生活から連れ出すからだと話している。人々が求めるものを感じ取るショービジネスの才能は、日本の政治家より勝っている。と、今日の新聞からの抜粋です。

 ガガ様は分類不可能という称号を押されても、さらに、その枠からはみ出るイマジネーションで常に変化してこられたのだろう。それは、こうして世界的なアーティストになるずっとずっと前から。だから、世の中のフレームに推し量れないのは当然。それでも、メディアはガガ様の度合いを数値や言葉で指標化しようとする腑抜け加減。指標がある以上、そこからはみ出るバイタリティーでこれからも変化していってほしいですね。パターンとして薬に依存したり、資産問題に巻き込まれたりする世界を席巻したビックネームが多いが、意外とああ見えて、ガガ様は計画的に有意義な意味のある価値のある道を進むような気がします。

 しかし、ガガ様に感謝状って!?明治維新かっ!

 で、方向性がデビット・ボウイだったとは、ちょっと意外なような、でも、かなり納得。王道ですものね。