サイモンは影が薄い。

 "Simon's presence is not felt strongly."直訳すると「サイモンは影が薄い」となる。この英語はどこで使うんだ?みたいなこと。これらが、ほんとに日本の英語のテキストや英語の教材には意味不明の非現実的な英文が多いということ。これどんな場面で使える英語なのか?こんなのを事例に出して英語を覚えりゃそりゃ世界の英語レベルで最下位になりますわ!みたいなこと。

 I started going bald when I was in collage.で「私のはげが始まったのは大学時代です。」という英文。これは辛い。なんだこれは?ハゲについて日本人はとても敏感だからアデラ~系のビジネスが成立しているわけですが、ハゲについて無関心な国民が増えればアデラ~系はビジネスチャンスを失うのだから。でも、大学時代とはちょっと切ない。私自身、30代で前頭部が薄くなり、毎日気にするのがメンドクサクなりそれからマイバリカンで3mmの丸坊主人生となった。でも、20代の頃、ハゲるかな?という緊張感から一気に開放されて、たぶん、ストレスも軽減されたのだろうし、毛根の脂分も比較的キレイになったのか、薄くなる加減が緩和された。まぁ、こんなプライベイトなお話はどうでもいいが、ちょっと、この例文は切ない。

 It hurts when i urinate.「小便するとき痛い。」病院に行けばいい。

 Their new baby is as cute as a button.「今度の赤ちゃんは可愛い。」その赤ちゃんのお兄ちゃんかお姉ちゃんはどうなのさ!この例文をなぜこのテキストに入れたの?悲し過ぎるでしょう。

 Maybe I'm going to be fired.「たぶん、私は首になるでしょう。」辛い。

 It turned out that they were struck by lighting.「彼らは雷に打たれたものと判明しました。」ということことは、判明する前段階で彼らはどのような状態だったのか?雷に打たれた彼らが一体どういう状況だったら、この例文が表現する状態になるのか?これがもっと哲学的な意味が背景にあれば、おおっ!これは深いじゃんとなるが、本当に雷に打たれたのだとしたら、判明した場所が病院であることを祈りたい。それにそうそう雷には打たれないぞ。それが例文?

 The slave ran away for his life.「その奴隷は必至に逃げた。」どの奴隷?

 Look at that scrawny half-starved dog.「あの半分死にかているやせこけた犬を見てごらん。」なぜ、それを誰かに見せる必要があるのか?それに昨今の野良犬で死にかけているような日本人のような野良犬など発見できるのか?野良犬や野良猫やカラスなどはもっと想像以上に逞しいぞ。逆に、彼らの心の声ならそれはユーモアがあっていいじゃん!カラスが2匹ゴミをつつきながら人間を見て言っている~みたいな挿絵があればこの例文はマッチするかもしれない。

 I'm going to take this book.「この本を盗んでいくよ。」という例文に母が子どもといっしょに書店にいて、書棚の本に母が手をかけているイラストがある。ダメじゃん!盗んだら、お母さん。

 と、この書籍、突っ込みどころ満載なのですが、最後にココイチをひとつ。

 Ten to one be will forget to buy milk.「ほとんど確実に彼は牛乳を買うのを忘れるだろう。」う~ん、牛乳ぐらいは覚えておこう。で、なんで牛乳なのか?

 と、どっかの書店で目に止まったらぜひチラミしてください。タイトルは「笑う英会話」¥476です。