尾獣キャラ9人衆。

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 これは言わば岸本さんの総決算ともいえるイマジネーションが込められてる。歴代の長や伝説の怪人や巨人などはいるものの、そして、中核の木の葉の面子はいるものの、やはり、岸本さんのイマジネーションはここからだったように推察する。さらに、10尾もいるわけで、マダラは最高の存在としてどう崩されるかが楽しみではあるが、もしや、すでにマダラの存在はもうこの世のそれではないような気もする。つまり、大戦などという存在は起こるべくして・・・と考えるよりも、ひとりひとりの人間の中にある小さな怪物が誰の命令を受けたからではなく、自ら戦争を欲している本能的な部分があるとさえ岸本先生は語っているような気がする。だから、ナルトの中の九尾は醜くおぞましく巨大なのである。

 言わば、人間が行ってきた戦争も同じ。「戦争反対!」「原子力反対!」と叫びながら、実は、理由はなんでもいいのかもしれない。自分の中にある怒りを確かめたいから、それは、生きているということの最大のリアリティーだと本能がオートマチックにスイッチを入れているような。尾獣を岸本先生はそういう位置づけで設定されたような気がします。だから、この作品は最高なのである。