いちごの絵。

ichigo_works110728.jpg
 これはパンフかパッケージ用に描いたいちごのリアルイラスト。昨今のデジタル時代、どこかで写真を探してくればいいじゃん!となりそうなのですが、写真ではいちごの形とか構図とか色合いとか、いらないモノが映っていたり、光の加減で影が要らないとかの条件が発生する。するとなかなか最適なイチゴの写真はありそうでない。また、パンフやパッケージに使うにはちょっと暗かったり個数が多かったりとそこでごちゃごちゃ調整作業をしていると時間をかけて探した割りには中途半端な一枚になる。だから、使うツールに合わせて色や構図や背景の設定などを自由に創れるイラストレーションがベストとなる場合が多いのです。例えば、以前に大根とピーマンをあるパンフレットの表紙用に描かせてもらった時は、なんとか、大根とピーマンで円を表現するという難題だった。そんな大根とピーマンなどない。だから、大根とピーマンを買ってきて、円形のフォルムにしてリアルで描いた。

 で、この作業、なかなか、ソフトウエアではいい感じにならない。3DCGソフトもあるので、大根ぐらいはどうにでもなるが、あとでどのようなフィルターエフェクトをかけても、やはり、ソフトと手描きでは根本のニュアンスやフィーリングが異なる。3DCGでないとリアリティーが出せないモチーフも勿論あるので、ここは取捨選択なのである。ただ、リアルを描く人は少ない。このデジタル時代だから、そのスキルが必要なしと高を括っていると表現ののびしろを閉じることになる。やはり、いつの時代も相関性であり、デジタルスキルとアナログスキルはバランスよく会得しておきたいものである。

comments

デザインのことは分かりませんが、やさしい感じの絵ですね。  40年手書きの絵を見てますが年を重ねる毎にタッチがやさしくなっているような、もちろん変幻自在なのでしょうが、この感じの絵好きですね。

  • kuni
  • 2011年07月28日 21:10

ありがとう!一番嬉しい言葉です。

自分自身、その「やさしさ」という部分は
とても意識しているのです。
でも、意識した「やさしさ」は虚栄です。
絵に「やさしさ」が自然と出るようになるには
どうしたらいいのか、それが、自分らしさへの
追求だと考えておりました。

そして、もうひとつ、絵を描く時に心に思うことがあります。
それは、「正々堂々」とした絵を描きたいと願っています。
これはいろいろな意味で捉えることができると思います。
しかし、「優しく強く正々堂々」とした絵が描きたい。

一枚一枚そういう絵を描きたいと思っているのです。

あと2週間ですな・・・、装備は完璧でしょう。
無駄にモチベーションを上げないようにと、
2回目の富士山馬鹿から1回目の富士山馬鹿への
アドバイスです。

  • khuz
  • 2011年07月31日 16:29

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