離婚しやすいタイプ!?

 ほんとにテレビ番組の質が失速している。そんなネタで視聴率が獲得できるのか?そんなテンションでメディアとして成立できるか?という感じはずっとずっとあったものの、ほんとに最近のテレビプログラムの狙いが不明です。温存していた映像の再編集と芸人のガヤで組み立てるハリボテ企画、あとは、低俗な政治のお話がベラベラベラベラ。

 で、最近チラミしたテイは「離婚しやすいタイプ」についてのお茶濁し論議である。然るべき専門家が登場して適当なことでもないんだろけど、尺だけを繋いでおもしろおかしく仕立ててOKみいな。そんな緩いテイな上で「離婚しやすしタイプ」が紐解かれていた。適当に離婚経験のあるタレントや女優を並べて、然るべき専門家と対峙しながら、人生相談する。それを適当にMCが煽るという番組でした。

 神経質な人は離婚しやすいということに対するいろいろな分野の専門家の意見がまた緩く、そこまで、「正義」とか「適正」とか「理想」とかという基準を仮設定してどうよ?みたいな。結果、離婚するのは個人的な問題でどのようなコンサルティングをされようが、結局、儲かっているのはコンサルティングの先生であり、当のご本人は金を払って混乱を買っているだけ。結果、離婚の本質的な問題に対して他人がとやかく言える隙間(余地)など絶対にない。まさに、「夫婦喧嘩は犬も食わない。」のである。適当なコンサルティングがまかり通っているから、その延長上でこんなテレビ番組になり、制作サイドはそれが視聴率になると踏むのだろう。全てが後手後手の最悪の循環ですね。弁護士が喜ぶだけでしょう。

 少しジャンルは違うが、よく定期的に会社や個人で受ける「健康診断」これって、「あなたは健康体です!」という診断結果がでる比率は8%以下らしい。つまり、この場合「健康」って何かという上記の基準値の設定のお話。人間生きていればどこか悪い部位があるし、生き物なんだから、血液などの数値は気温や神経の関係で変動している。それを、健康診断の際の数値だけを判断して「再検査」となるケースが想定以上に多いということ。この流れで言うなら「ハゲ」も「シワ」も「ヒマン」も強力なビジネスモデル上の潜在客層なのである。これで成立している経済構造だから、いかに、メディアにコントロールされやすいターゲット(見込み客)だということになる。これが、テレビに適用されれば、そりゃ、モノホンのリアリティーなどにこだわる必要もコストもモチベーションも必要ないはず。ターゲットはなんでも美味しい美味しいとしっぽを振る犬や猫なんだから、とりあえず的に空腹状態が回避できればそれでOKなんでしょうね。

 「結婚と離婚」、これは個体対個体の問題。家族でさえ、専門家でさえ、まして、ビジネス目当ての外野が観覧席でガヤを飛ばすのはナンセンス。個体と個体の問題は個体同士のポテンシャルでしか、適正な答は出せないが正解。それ以外は全て誤解答である。

 ある、俳優が「私は3回離婚しているので、もう何が正解か分からないよ!」と、まぁ、見事なジェスチャーとパフォーマンスをしていた。なんでやねん!「人間として正解(軸がないから)ではないのだから、正解という基準が見えないだけでしょ!」みたいな。ちょっと2枚目で知名度があるだけでこうも軸がぶれるんだなぁ~というサンプルにしか見えない。