一枚の開場設営ラフスケッチ。

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 どんな大きな世紀のライブプロジェクトも1枚のイメージスケッチがその成功・失敗を左右する。ジブリの映画も大企業の一大プロジェクトのCMでさえも、たった一枚の最初のイメージスケッチで決まると言われている。つまり、議論な好きな日本人は山のようなどこかから収集してきた画像をビジネスソフトに貼り込んで「こんなに膨大な資料を作りました。私はこのプロジェクトに命を賭けています!」って言いたいのだろうがそんなことは意味も価値もないとは言わないが、さほど、プロジェクトの本丸には近くない。

 もっとも大切なことは、人が集まり協議し意見を出し合いながらそれぞれの頭の中で概念化しようとしている抽象的なキーワードや過去の経験で蓄積した膨大なTPOのTIPSを総合したアウトプットが航海の旗になるのである。ベラベラとたくみな話術で時間の尺を潰そうがそれは時間と声帯の浪費である。

 よりも、その概念を踏襲したシンプルで強い一枚のラフスケッチがビックプロジェクトを根底から支えているのである。言わば、それがアウトプットされた段階で時間軸を無視すれば、このプロジェクトはすでに成功しているとも言えるのである。

 さて、このラフスケッチはいつどこで再現されるのでしょうか?この場所に入れた人はこの一枚の絵と繋がる瞬間があるはずです。それが、現場でリアルタイムに起こるリアリティーであり、それこそに時間とコスト(入場料)を適用する価値があると思います。それをジャッジするのも個体のポテンシャル次第。どれだけ予算があって、立派なハリボテに人が群がろうが、出発点が借り物なのだから、必然的にのびしろなど期待しちゃダメダメ。それはただの既成事実を予定調和という絵具で絵にしたモチ。

 しかし、この1枚は違うのです。