「反射力」という書籍。

 ここをゴールに設定しましょう!とか、この方程式で考えましょう!系の書籍はあまり読まない。それはそれであなたのゴールだから方程式だからと考えてしまう。これは狭い了見の考え方であり自分で自分の可能性を見切っている悪い考え方なのかもしれないですが、ここに反応がなかなかできない。ただただ文字を追うことは何度もトライしているのですが、結果、現状、残るものが少ないというか。

 ならばどのようなタッチがグイグイ来るのか?となると、このようなアプローチの書籍ですね。「反射力」って瞬発力というか考え方のスピードのお話なんだろうと想定できます。じっくり考えてじっくり知識として蓄えましょうという、いわば、学校教育のみんな一緒に整然とという訓練を受けてきた私達はこのアプローチこそが正論で正攻法だと頭に叩き込まれ身体にしみ込んでいる。みんな全員で100点満点を目指しましょう的な教育では200点をたたき出す人材が創出されないみたいな。出る杭は打たれるから優秀などんぐりでいよう・・・みたいな思考パターン。これは、組織や団体の総合力が高まる仕組みに置いてその組織員である人材の育成には非常に有効に機能するはず、しかし、教育の本質はそこではないぞという国は意外と多いことに大学を卒業してから結構出会う。あれあれ?今まで教育の現場で学んだとしていることはいったい何だったんだという意識が芽生えると全てが多面的に見えてしまい、もしや、反意的な思考でモノゴトを捉えることが正解に近いのか?思い込んでいることが実は自分が目指している世界観と少し違うのかな???と疑問が疑問を生む。これがモヤモヤしている状態で結果どれだけ興味のある分野にダイブしても得るものが少ないパターン。

 話がまた逸れたが、では、「反射力」とする力は何か?この広告文には「ゆっくり考えても、正解にはたどり着かない。」「早く失敗してうまくいく人の習慣」「アクションスターではなく、リアクションスターになる。まず、くだらない企画を3つ出す。すぐ動けば、余計なことは考えずにすむ。」という論法が一部紐解かれている。この言葉にはとても興味・魅力を感じ心が動く自分がいる。つまり、この著者はできる人の定義を「能力や機能」ではなく「応用力や技能」だと言っているように感じる。これも、主観の捉え方。非常に偏っていることは否めないが、上記の流れの通り、何が正攻法で方程式かは自分以外のベクトルは分からない。知りたいという気持ちも勿論あるのですが、多面的に総合的になかなか頭では分かっているつもりでも心が動かない現実。これを安易に「自分らしい」とすることは危険ですが、できないことはできない。興味があれば一回トライして失敗して会得すればそれが技能だろう・・・みたいな気持ちをこの書籍はとても刺激してくれるような印象ですね。

 人は二つの側面があるらしい、優れたパフォーマーなのか優れたメンテナンスなのかというモノサシ。できれば共存していてほしいが、それは考え方や能力で分岐するのだろう。人を引き付けるパフォーマンスで存在価値を社会に示すのか、優れたメンテナンス能力で組織を取りまとめるのかで、のびしろが大きく異なる・・・みたいな。

 「早く失敗してノウハウを蓄積する人」になりたいと思う側面で、それしかできない人の苦悩も共存しているのかなという危惧。慎重な人間になりたいとは常に願っているが、どうやら脳の筋肉の色は「白」のようです。