イケアストアはいい。

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 ある方からイケアストアのカタログ(パンフレット)を一冊頂いた。これがなんともモノホンで完璧。何がどう完璧かというと、まず、商品に対する安心感がパンフレットの情報を読んで観ているだけで伝わること。おそくら印刷物としてのクオリティーが最高級なんだろうと洞察することができる。さて、この印刷物としてのクオリティーについては非常にケースバイケースであり、ネット時代にペーパーアイテムがひときわオーラを放つにはそれ相当の創りである必要がある。それをすべてクリアしているのである。決して、高級な用紙を使っているわけではないし、まして、質感の高いらしき用紙を使っていることでは決してない。普通のコート紙である。にも関わらず印刷物としての価値を最大限上げている。そして、文章は完結にフォントや色やレイアウト配置など、気合いが入っているレイアウトではなく、違和感がないレイアウト。これはかなり百戦錬磨のエキスパートの仕事である。

 よく、一流企業の「私がこのブランドのアートデレクションを担当しました。私の世界観は・・・」程度のグラフィックデザインとは対極にあるモノホンのDTPである。機能美とも言うかグラフィックデザインをするにあたり引き算の中にカタログとしての存在感を最大限示しているデザインとでも言うのか。そして、圧巻はなんと言っても写真。商品写真が秀逸過ぎてたぶん素人さんレベルでは何がどういいのか不明だろう。というぐらい商品写真がキレている。複雑なレンズワークと照明でいわゆるカメラマンの物撮りアートの極みとか、ピント短めにボケ足があればOKみたいな安易な素人さんの写真ではなく、モノホンの写真。写真芸術の分野なら作家が好きなことをすればそれでいいが、カタログでありグラフィックデザインの商品写真はカメラマンの発表の場ではない。それを理解しているアートデレクションとカメラマンが組めばこの商品写真になますね的なクオリティーの高さである。

 で、早速、もう少し涼しくなったら神戸ポートアイランドのイケアさんのお店に行こうと思っております。たぶん、いろいろ買うだろうなぁ・・・。とうぜん、WEBサイトもチェックしたが、まぁ、これは、75点。でも、カタログは120点である。元来、好きなカテゴの商品カタログは擦り切れるまで毎日見る。とにかく見る。カタログに限らないが、地図帳とか英和辞典とか百科事典の「宇宙」とかはかなり擦り切れていた。

 と、ここまで、たった一冊のカタログでこんな気持ちにさせる「イケアストア」のカタログってなんともCOOLだ。

公式WEBサイトはこちらです。http://www.ikea.com/jp/ja