インバスケット思考とは?

 WAVE出版というところから出ている現在大反響!たちまち7万部突破!的な書籍がこれ。「究極の判断力を身につける インバスケット思考」という書籍。価格的には¥1,575(税込)なり。著者は株式会社インバスケット研究所の島原隆志さんという方。その広告文には、「アメリカ空軍から生まれた最強のトレーニングツール インバスケットとは、多くの未処理案件をおこなうビジネスゲームのことです。」とあり、ポイントとしては「自分のリアルな仕事力が測定できる。」「仕事パフォーマンスがアップする!」「多くの一流企業の昇格試験で続々採用!」と紐解かれている。そして、「降りかかるさまざまな20の案件を、60分で片付けられるか?」みたいな投げかけあり、「あたなたもう体験しましたか?今、ビジネスマンにもっとも注目される、最強の問題解決トレーニング!」とまで言い切っている始末。しかし、どれをとっても確証のない仮説への入口。

 まず、何故、なんでもかんでも「アメリカ空軍」ありきなのか?そこで生まれたことが何故「最強」へシンクロするのか?そんなに安易ではないでしょう?でも、日本人のウィークポイント「アメリカ空軍」から文脈を始めるあたりかなり意欲的なアートデレクターと編集者がマリオネットを楽しんでいる。で、「ビジネス」と「ゲーム」をさらりと組み合わせてしまう始末。ここはこの広告のライターさんの真骨頂なんだろうな。実際、このライターがこの書籍を読み、インバスケット思考でこの広告のライティングという案件を処理した結果がこの文脈みたいなことだとしたら、ちょっと、この思考は偏っている。仮説が仮説を生み過ぎてどこを中心に回転しているか不明になるようなことはないのか、この、インバスケット研究所!?みたいな。

 で、まだ、WEBサイト関連はリサーチしていないが、おそらく、この骨子に鰭がたくさんついてるだけの情報だろう。この書籍のホンマルをネットレベルで明かすはずはない。そんなへまをするような人間がマネージメントしているようでは、インバスケット思考はたいしたことはない・・・となる。さてさて、書籍を書店で手にした時、どんなインスピレーションがあるか期待しながら、まぁ、4段目の引き出しぐらいに入れておこうと思っている書籍ですね。

 どんな案件かは不明ですが、60分もあれば20個程度の案件処理できるでしょう・・・。