IPPONグランプリはガチだ。

 しかし、見事にIPPONグランプリはガチな番組企画だ。頭が松本さんだけにそのあたりの天才的な視点とポテンシャルが他の番組との格差を明確に示している。どこまでのアドリブ感でオオギリという条件で選ばれた10名の精鋭の皆さんがお題に対してレスポンスを返すかという構図。柔道のそれを引用しての「イッポン」も見事としか言いようがない。あのお題であの時間でこの緊張感の中、よく、あれだけの解答が出揃うものである。まずは間違いないプロの仕事である。

 昨晩のグランプリはホリケンさんだったが、あの自由な芸風と繰り出されるクオリティーの高い解答はまさに一本の逸品である。歴代チャンプのバカリズムさん、設楽さん、小木さんもさすがさすが。そして常連ファイナリストのジュニアさんと有吉さん。そして、徳井さんと前栄田さんと三度さん、そして、アンガの田中さん。まさに選ばれし10名である。これも松本さんのセレクトでしょうが、まぁ、自肩の強い人ばかりです。歴代チャンプや常連ファイナリストに対抗して決勝に登ったホリケンさんと三度さんの予選は見事だった。しかし、決勝のステージには魔物が確かにいた。あのガチのタイマンで、あの問題を出されて瞬時に解答するなんて神業に近い。

 予選、決勝と印象的だった解答は、「銭湯の親父の引退の理由は?」というお題に足しての、徳井さんの解答「グラフィックデザインの世界に興味が出てきたから。」や、「¥0でできる超スーパーひまつぶしは?」というお題に対する有吉さんの解答「他人の墓参り。」などである。中でも昨晩の私の一番解答は「ゴジラが街を壊す時に気をつけていることは?」というお題に対しての小木さんの解答「100個のビルより1本のタワー。」だった。こんなのあの短時間でよくひねり出せるものである。

 こんなポテンシャルの人が現在のテレビ界を支えているのだから、おバカタレントや素人女子集団や韓国タレントが自由に泳げるはずである。ほんとにいいモノを観た感じ。