45歳から・・・?

 「45歳からの会社人生に不安を感じたら読む本」ってかなりストレートなタイトル。「給料が高い人、出世が早い人ほど要注意!」とあり、あなたな何を準備しておくべきか?とこの書籍の広告は問う。スペシャリストを目指してはいけない。ビジネススキルより人格を磨け。相手に8割しゃべられ、自分の言葉はシンプルに。1日2時間の勉強で司法試験に合格する方法。人脈は広げるよりメンテナンスが大事。年収3割アップ程度で天職するな。などなど、この著者である植田統氏は書き出している。いろいろな仮説が頭をよぎるがなぜ「45歳」だったのか。現在の日本の経済や産業の現状を捉えてこの数値に設定された感じがあるが、これも出版社の編集者とこの著者の感覚から規定されている部分だろう。何も不安を感じたから読む本ですと言われても、その不安要素がガチでシンクロするとは思えないし、そんなことも世の中にはあるもんだと張りつめていた心が優しくなれるのならこの書籍の価値はあるのでしょうね。

 そして、このタイトルにするすことで、40歳の方と50歳の方では捉え方が違うだろうし、不安って何だよ?みたいなことを明確にするためにも何かの糸口になればそれは有益な¥1,470だということになる。情報の価値が問われている。貨幣価値に置き換えるとき、それは、個人の素養や考え方で変異する。だから、面白い。「会社人生に不安」ということは、サラリーマン対象のようなニュアンスではあるが、そもそも、「会社人生」って何だ?とも感じる。

 「成功するキャリア30の秘訣」というサブタイトルもちょっと質量が軽い。何も100人が100人とも自分の人生に「成功」を求めているか?となるし、それを「ありき」で人生を過ごしてきたからの「不安」でしょう!?みたいな構図もある。給料の高い低い、出世のスピードの早い遅いって何が基準なのかというお話を抜きにして、根本的な不安の解決には至らないでしょうに・・・とツッコンでしまった一冊でした。