サイバー・クライム

 ジョセフ・メン著「サイバー・クライム」¥2,415。ロシア・中国を拠点に国際化する凶悪なネット犯罪者たちの全貌に迫ったノンフィクション。今後我々に襲いかかる「サイバーの攻撃」の正体とは。という切り口の書籍。この価格だからまずもって相当の情報量だろうし、サイバーモノだけれど、オンラインの情報とは一線を画して編集してあるはず。電子書籍も出ているかもしれないが、サイバーな人達の思考とアンサイバーなテロリズムとの違いが分析してあったり、宗教的な要素、つまり、人間の倫理観やイデオロギーの部分での考察と連鎖していたら面白そうだと思う。また、実際の犯罪の仕組みやアプローチについて記述できる限界点があるものの、どこまでそのリミッターを下げているかもとても興味がある一冊ですね。現代における世界情勢を踏まえた上での「危険度」の指標も書籍に編集する段階でスリムになっているだろうが、それでも、「サイバー・クライム」としているだけにそのディテールとリアリティーは期待したい一冊ですね。本屋で見かけたらチラミしたい一冊です。