「下町ロケット」を入手。

 ある方から小説「下町ロケット」を入手して昨晩から読み始めています。購入したいとは考えていたのですが、優先順位的に「下町ロケット」は上位ではなかったので保留状態でした。借りれるとは思っていなかったのでちょっと嬉しいサプライズでした。早速、毎晩読んでいるいろいろな書籍の最後の方で少しだけ読み始めたという状態。新聞広告でもかなりいいという評価が書かれていたので、読みたいランクは上がっていた。だけに、この入手は嬉しいタイミングでした。

 で、まだ、入口の部分ですので、なんとも言えませんが、かなりいい感じですね。最近、別のルートでこの著者 池井戸潤氏の読書に対する、小説に対するこだわりやスタイルを読めたことも、なんとなくタイミングだったのかなぁと感じています。小説の内容についてはここで書くことはできませんが、テーマが「ロケット」や「宇宙」だけに、自分自身としてビンゴなので、一気に読めそうな予感です。

 すでに、33万部の大ヒットだそうで、これだけ指示を得ている小説ですから、相当のドキドキ感が盛り込んであると期待しつつ1ページ1ページという感じですね。

 ただ、ひとつ心配なのは、科学的なアプローチが海外の小説と比べると日本の作品は感情や歴史に依存してしまう傾向があり、さらに、登場人物の心の葛藤や物語の芯に対しての洞察表現が比較的緩い場合がある。もっと、そこは突き詰めてほしい的な余韻が過去に何度あった。現在、ヒットメーカーの日本の小説家の作品もひととおり読むが、それでも、文体の構成や物語の流れや登場人物の設定はクリアしているのですが、ディテールが弱い。歴代の芥川や直木はほとんど読んでいるが、やはり、同じ印象。もう少しリサーチできるでしょう?という部分と、もう少し、深く登場人物の心象を綴って欲しいという部分で消化不良が残る場合が多い。「直木賞」だから期待はしているが、でも・・・という理由で購入に至っていなかっただけに、期待はしているが、危惧も5%ほどある。

 で、そいういう意味で楽しく読みたいと考えている「下町ロケット」なのでした。