「1分間英語勉強法」の仕組み。

 「1分間で英語がマスターできた!」「ベストセラー100万部突破!」「本当に頭がよくなる1分間英語勉強法」という書籍があるらしい。まずこのテイの書籍は買わないが、広告の文脈としての体験者の声、続々!ということで多くの文字が列挙されている。それは「潜在意識から切り替えて英語を学ぶこの方法は最強・最速です!!」「何をやればいいかが明確にわかるため、迷いなくすぐにできる」「一連の流れで、どんなふうに英語を勉強すればいいかがわかりました」「これなら誰でも、すぐに取りかかることができますね」「もっと早く、大学受験のときに知っておきたかったですね」「これなら私も、今度のTOEICに自信をもって臨めます」「最初は半信半疑でしたが、英語の勉強に関する疑問がすべて解決しました」「現在、大学受験中ですが、英熟語がとても大事だということがわかりました」「成績を上げるための行動指針までが示されていて、とてもわかりやすい!」「順番がいかに重要であるか。この方法は、今後も役に立ちそうです」「徹底して時間を短縮する考え方がすばらしい!」「英語に対する苦手意識がなくりました」「学んだことを行動に移して、夢をかなえます」「まずは今月から3ヶ月やってみます!」「勉強法を学ぶと、頭の中が整理されますね」「英語に対する見方が変わりました」「他の勉強にも応用できる内容ですね」「最短で合格できる、英語の勉強法です」「この考え方を仕事にも応用していきたいです」「試験当日に役立つことばかりで、モチベーションが上がりました」「この方法なら最強だ!と素直に感じました」「TOEIC受験を控えて焦っていましたが、これを機に勉強を始めます」「勉強するときに、自分がいかに無駄なことをしていたかを知りました」「同時に4色の蛍光ペンも一緒に手に入れておくことをオススメします!」「何度も挫折した英語を、また学ぶきっかけになりました」「成功までの戦略やステップが、すべて詰まった勝てる英語勉強法です」「最初は困惑しましたが、すごく論理的なので納得しました」「時間の無駄が多い自分の生活習慣にも、参考になることがたくさんありました」「常識だと思っていた勉強法が、すべて間違いだと知りました」「正しい方法で勉強すれば、私にもできると、希望が持てました」「細かい工夫がちりばめられていることに感謝!」「他の勉強にも、十分応用できる内容でした」「学生のときにマスターしていれば、英語が好きなれたと思います」「ちょっと不安でしたが、実際には誰にでもマスターできる方法ですね」「もう一度、学生時代からやり直してみたくなる、わくわくする勉強法でした」「受験生だけでなく、社会人の英語学習にもとても役立つ方法ですね」「限られた時間の中で結果を出すための英語勉強法!」「目からウロコの内容に感動しました」「英語に挫折した私ですが、もう一度やり直せます」とコピーライターの人お疲れ様でしたという感じ。

 で、一番、得したのは「4色の蛍光ペンのメーカーさん」だろう。

 そもそ、「英語」と「勉強」の相関性に着目している段階でNG。決して100万人を敵にしたいわけではないが、1分間は長いようで短し、短いようで長い。そもそも「本当に頭がよくなる」ということに対して自分なりの仮説や定義がなければ、ただの「鵜呑み」という錯覚。さてさて、¥1,470がアユなのか否か。

 ただ、適度なバイアスやリミッターやステレオタイプな感じを楽しみたいなら、そして、それを勉強法だと誤認識したいならこのテイはとても有効だろう。そもそも勉強法について自分のスタイルを確立している人やその勉強法で人生を切り開いて来た人ならここでこのタイプのつまみ食いはしないはず。(意地でもしないはず。)逆にこれが100万部も売れているリアルが実は一番驚愕かもしれません。「英語」ってしておけば誰でも喰いつくだろう・・・みたいなことがまず緩い。なんでこのテイの書籍で「理科」や「国語」ではないのだろう。「1分間理科勉強法」とか「1分間図工勉強法」とかの方がオモロイはず。

 皆さん、自分のタイミングで「I LOVE YOU.」を言いたいのだろう・・・。