営業マンは「お願い」するな!

 サンマーク出版からの一冊。加賀田晃さんという著者である。そのタイトルが「営業マンは「お願い」するな!」ということ。「のべ800社を越える、3万人以上の営業マンに伝授した「買ってもらう」から「売ってあげる」営業マンに変身する方法!」ということである。「契約率99%の「営業の神様」が伝授する、営業の真髄。」ってことだからその広告文に列挙された30個のお品書きについてひとつひとつ考察したい。

1.営業マンの運命を分けるのは「考え方」である。
>まぁ、このあたりは当然でしょうし、「考え方」も十人十色ですし、可もなく不可もない導入ですね。

2.何も売らずに帰ることこそ無礼千万と思え
>なかなか、こうは考えにくいですね。そもそも「無礼千万」ってどこが軸足?

3.お客に納得してもらう必要はない
>営業マンだって、1周回ってお客だった過程があるわけで、やはり、必要はあるでしょう。

4.売れない営業マンほど商品説明が長い
>それは結果論ですね。何を指して「商品説明」としているかについても一概にこうは言及しにくいんじゃないかと思いますが・・・。

5.インターフォンは壊れていると思いなさい
>で、インターフォンで何をするのか?

6.買うことを前提に、二者択一で誘導せよ
>まず、買うこと前提にって、無礼千万ではないのか?

7.アプローチで絶対に断らせないトーク術
>この書籍は買わないので、この件はお蔵入り。

8.人はみな”重要感”に飢えている
>というより、価値感の共有でしょうね。

9.見るもの、聞くもの、ふれるもの、すべて利用すべし
>当然。

10.人間の「服従快感」を刺激して抵抗力をなくせ
>人間の深層心理における意識と無意識のお話!?それとも交換神経と副交感神経のお話!?心になる8つ門と7つの煩悩と5つの感覚を「服従」というテイで刺激するとは?それって、結果、抵抗力をなくしている人にってことは、砂漠で水に飢えている人に水筒を渡すみたいな・・・!?それは正確には服従快感かな?これも迷宮入り。

11.ほめるよりも「質問」しなさい
>確かに。

12.手相・人相でお客との距離を一気に縮める
>できる営業マンっていろいろ才能が必要なんですね。

13.お客に”喜びと恐怖”を与えるトーク術
>これも迷宮入り。アメムチ理論のようですね。

14.プラスとマイナスでストーリーをつくる
>イケてる営業マンは物語も作るんだ!?

15.必要性を話すまでカタログは出さない
>なるほど。

16.事実ではなく「意味」を説明せよ
>一旦、紹介してくださいってことですね。

17.「いかがでしょう?」とは絶対に言うな!
>確かに!でも、人間と人間のコミュニケーションですからたまにはいいと思いますが。

18.クロージングは「加賀田式」の最終兵器
>迷宮入りアイテム。

19.「興奮が足りなかった」100%の神話のストップ
>???

20.いまでも覚えている「完全無欠」の抵抗
>コロシアムで戦ったのだろうか?

21.サービス品はここぞの場面で使え
>この「ここぞ」が一番難しいのですよね。

22.イエス・パッド方式で話すと一気に抵抗力を切り崩せる
>???

23.商品のマイナスは伝えるべきか否か
>TPOでいいのではないでしょうか?

24.「失礼ですが」と一言添えるだけで、お客の反応は180度変わる
>そうかな?

25.相手を意のままにあやつる極意とは?
>そんなのは思いこみですね。逆に操られているのでは?

26.人間は自分がいちばん大事、しかもものごとには順番がある
>その真理は口外しない方がいいのではないかな。一番何が大事かなんて最も基本の基本。

27.「当然意識」を会得した者がスーパースターになれる
>誰しもスーパースターになりたいのかな?

28.品よく、さりげなく断定すれば相手は「暗示」にかかる
>これも先入観ですね。これらのことはたぶんイタチに聞けばいいだろう。

29.あきらめるのは、あきらめないと決めていないから
>でしょうね。

30.モノを売るのはすべて相手の幸福のため
>なかなか、これは言えそうで言えませんね。これを言ったことで逆に多くのリスクが存在しますが、それも踏まえてあらゆる先手を打っているなら、何手も先を読めているなら、それはそれで正解でしょう。しかし、世の中の価値観は想定外ばかり。そこに対して「すべての相手」と言ってしまうと、墓穴を掘ることになるかもしれませんね。策士は策に溺れてホントの策を知るみたいな。

 この書籍は買いませんが、ちょっと、ツッコミたくなった一冊でした。