格好悪いがカッコイイ。

 大活躍中のプロテニスプレイヤー錦織圭君。昨晩、彼のテレビ番組が深夜にあったので録画しまいた。錦織(にしこり)さんはさらに世界の上を目指すために「格好悪く勝つ」という新しいプレイスタイルの確立を目指している。強引にスタイリッシュに得意技を磨き強引に攻めるのではなく、決して攻め急がず相手のミスを誘い、粘り勝つというスタイル。言わば「我慢のテニス」こそが世界を制するために必要なアプローチだと考えておられるのだろう。独自のトレーニング方法で長時間のラリーに耐えられるような身体づくりを進めているということなどをテレビプログラムとして紹介しているのだろう。昨晩は観れなかったので今晩録画を楽しみにしています。

 なるほどなるど、「格好悪く勝つ」か・・・。世界の頂点とはそういうモノなんだろう。とてもリアリティーのある言葉ですし、それがガチの世界だろう。会議で議論してひとつの結論を捻り出す時、どうしてもスマートに粋にスタイリッシュにと考えてしまうのは本丸ではなく決して芯は喰っていないということだろう。会議で出た結論が正しいか正しくないかではなく、会議で結論など出ないが正しい。そんなに頭でイメージしているどおりに行くことなど現実の世界ではない。そんなのはゲームソフトの中だけの絵空事。現実は常に変容している時間の軸の中でどう変化するかを動いて創って考えている人が正解。変わりつづけるということは言わば小さいサイクルの破壊と創造を再構築再構築を繰り返している。つまりこれは量子論になるのですが、それが生物のベースにあるのだから、デジタルプログラムの中に逃げ込みたくなる生物としての微弱な知性も理解はできるが、絶対にそこにリアルはない。イメージを「格好悪い」にフォーカスできる人はとてつもない高みが見えているのだろう。いわば、「勝利」のその先が見えているのだろう。日本男子初の快挙からさらに上の高さまで突き進んでほしい。

 「格好悪い」が「カッコイイ」の時代なんですね。