「人気」とはどう定義する?

 よく人気がある知名度が高いというが、その場合の「人気」とはいったい何だろう?まず人気を分解していくと「人気」を得るまでのプロセスがあり、背景や理由がある。勿論タイミングもあるだろうし、誰かの努力や才能もある。さらにご本人の努力も相まって結果「人気者」が成立している。では、「人気」があるということはどういう意味や価値があるのだろうかと?ただ人気があるだけでテレビに出て、好きな持論を展開してさらに人気を重ねていく。その結果、それに依存してかそれに属してかビジネスモデルを捻じ込んでgive&takeの関係性が企業を巻き込んでいく。これが小さいたつまき。それがそこかしこで発生し気象となり雨が降り地が固まり大地が形成される。言わば「人気」とは水分のようなものかもしれないし、潤っている人のことなのかもしれない。人間は重力下で骨格と筋肉に支えられた水風船のような存在だから、水分という比喩引用は、これまた人間が創造してきた「人気」という事象を適正に表現しているような気がした。

 テレビの人気者が「わぁー!キャー!」言われてなんぼみたいな部分に、昔からあまり興味がないが、確かに故忌野清志郎さんのステージを始めて京都会館で観た時は「わぁー!キャー!」以上のテンションだった。が、水は流動的に地球を巡っているように、生物はいつか炭素に還る。浮世の人気に溺れている人はどこか羨ましい気もするが、はかなさとも表裏一体であるから、大変だなぁ~という側面も見えてしまう。実際、スポットライトを浴びている人が何を考えて何を思うかなど知る術はないが、別段、自分自身の潤いがわずかでも確かめられているなら、「自分らしい」ってことでいいのかなとも考える。

 「人気」、なんとも不思議な価値観である。