映画「127時間」。

 「助けてください。」と心からなかなか言えないものですよね。そんな状況にはあまりなりたくないが実感ではありますが、そういう場合は常にいつ何どきでも発生する要素があるということ。致命的なトラブルにならないために人は日々警戒しながらそのトラブルを回避するために考えて行動しているということ。それは日常生活のそれに翻弄されて下手をすると意識できないことが多い。というよりもほとんどそんなことは意識しないまま自分なりのライフスタイルやルーティーンで生活をしている。比較的安定した日本の一般的な生活であるから、「生きがい」や「やりがい」はフラット化し、大切な人とのコミュニケーションもその無意識さ故に充分に出来ていないことが多い。これはあくまでも主観として。しかし、本当のガチのトラブルになった時、人はそれを回想しながら自分自身を見つめ直す。最後の最後、これはもうダメかなという状況まで人は弱音をはかない生物なのかもしれない。本心を口にしない人というフレーズが映画の中にあったが、それはこの映画の主人公だけではない。多くの人が本心を口にしないまま最後まで突き進んでいるような気がする。自然の中に自分だけとりのこされ、自由を奪われた時、何を考えて、何を思い、何を感じるか。時間の流れ、自分の人生のこと、もっともっと、あの人にこの人に伝えるべきことはなかったかのか・・・と。

 で、人が求める自由の大前提に実は繋がっていることがあるのだと。なかなか、忘れない属性の素敵なカッコイイ映画作品でしたね。この作品は「買い」ですね。

 人は強いが弱い。