サリーは可愛いですね。

 いやいや、これは売れるわ・・・という一冊。まだ第1部が終わったとろこですが、この物語第3部の最後の一行を読む頃にはいったい何と何に繋がれるのか?この物語の中に何が見えてくるのか?この2人の関係はどう進展するのか?もう、このワクワクドキドキがさらに加速した第1部下の最終行でした。いきなり始まる不可解な映像認知表現から、ハッキングのディテール。ヨーロッパの歴史が言わばミレニアムなのか?人の歴史、現代との比較、そして未来へ。すべてを紡ぐこの物語にそりゃ引き込まれないはずはない。これがたぶん電子書籍やネットの中のテキストデータならこの認知には絶対ならない。それは、小説(書籍)というリアルこそが人の知覚や感性を刺激するのだろう。人間の目は動くものへの動的認知能力に優れている。これは危険から回避するために絶対に必要な能力。それをここまでの物語に展開し、これだけの大人数の人間関係や性格を表現すると「小説というリアル」がパラレルに存在するような錯覚に陥る。と、それほど素晴らしい。

 で、サリーは、うん、可愛い可愛い。第2部が楽しみ楽しみ。