人が成長しない会社の断末魔!?

 「人が成長しない会社の断末魔セミナー あなたの会社にいるのはどんなジンザイ?」という書籍があるそうです。つまり、会社にとって財産となる人を「人財」と呼び、指示されたことしかしない材料のような人を「人材」と呼び、やりがいを見つけられず能力を発揮していない人を「人在」と呼び、勤続年数は長いが、このところめっきり活躍していない人を「人済」と呼び、ミス・ロス・クレームを多発させ周囲に悪影響を与える人を「人罪」と呼ぶらしい。このセミナーの参加料金は¥2,000だそうです。さてさて、いろいろなジンザイが集まって会社組織を作っているということなんですね。

 ただ、会社ありきのこの人材セミナー、世の中まで視野を広げると本当のジンザイの真価とは何だろう。この時代はいったいどんなジンザイを求めているのだろうか?会社の経営者目線で言えば、勿論、「人財」が欲しいところだろうが、えてしてこのタイプの人は自分のビジョンを持っているパターンだし、会社に対いてどこまでその能力を注ぐタイプかと考えると、会社に対しての財産か否かという問題もあるから、経営者目線では頭が痛いところだろう。に比較して上記の「人材」の方が結局、優等生という部分に入ってくるような気がするし、発揮できない人、めっきり活躍していない人、悪影響を与える人達も、結局組織の中ではそれなりの存在意義もあるといえばあるし、全てが指示されたことだけを的確にこなす人ばかりの集団でも会社の魅力はどうか???

 で、第1人称でこのことを考察すると、断末魔まではいかないまでも、小さいサイクルで断末魔は必要かなと。断末魔も出てこないほどエネルギーが枯渇したらもう経済がどうの生産活動がどうのとは言っていられない。会社としてのエネルギーが何を指すのかはそれぞれの企業のベクトルで差異はあるものの、どこかの部分で摩擦や誤差やひずみや小さな傷をしながらも、再生させ、指針や志を失わないルーティーンを会得していれば、創造的な活動は維持できるような気がします。

 ただ、このテイのセミナー、¥2,000を持ち寄ってお互いの傷を確認するだけなら、自分のベクトルに必要な書籍に変えた方がいいかも・・・。しかし、藁をもすがりたい人の絶対数を¥2,000で乗算すると、ひとつのビジネスモデルとして成立するのだろう。この場合の成立するだろうという日本の空気が一番の根本の部分で緩いとも言える。つまり、デフォルトの値が低いのである。