美しい所作。

 「所作を磨くと、心も体も人生も輝く。まず、姿勢、言葉、朝の時間を整えて。禅が教えてくれる美しい人をつくる所作の基本」という書籍がある。無駄を無くして丁寧に生きる知恵70というテイ。例えば、「美しい所作がよい縁をもたらす理由」「多くのものは簡単になればなるほど美しい」「そもそもの人の美しさとはなんだろう?」「便利や効率ばかり追うと、美しさが隠れることに」「なぜ美しさと禅が関係あるのか?」「日常のすべての動作をおろそかにすれば、心は乱れる」「姿勢を整えると、仕事も健康もいいことだらけ」「正しい立ち方・座り方 目線も大切なポイント」「腹式呼吸が楽にできる姿勢がいい姿勢」「呼吸は正直なあなたの心を示している」「正しい呼吸はまず、吐ききる」「二人が同じ実力であれば、呼吸が整っているほうが勝つ」「手の所在は心のあらわれ」「行動の折り目は、心の折り目」「所作を整えるよりも、心を整えるほうが難しい」などなど、所作をこのように細かく分解している技術は流石に美しい。

 社会規範にこれを置きかえると、所作の真価が反映されるだろうから、人間性の部分と社会性の部分の谷の部分をスムーズに交流させるためにも、美しさを意識することは大切。しかし、角のない、つるつるの人間もどうか?創造的な人ほど「美しい嘘」をつくという言葉があるが、この場合、社会規範に反証すると「嘘」が「誠」に代用されるという化学反応もある。美しく美しくと教えて斯うばかりに、美しくない所作だから・・・というモノサシも相対的なバランス感覚を崩しているようにも感じます。

 世の中、意外と美しくないダーティーなハリーが活躍しているという側面もあるだろううし。