スマホかタブレットか?

 よく人から聞かれる質問。「スマホかタブレットか?」 答はどちらもさほど必要だとは思っていないとなる。デザインの仕事をしているから、WEBサイトの仕事を、映像の仕事をしているから、iPadは必要でしょうという発想がほとんど欠落している。マシンやソフトのスペックがクリエティブの仕事にシンクロしないことをあまり一般の人は理解していない。それは当然。私もケーキ屋さんの砂糖や卵の使い方など分からないし、寿司屋さんがほたてを料理するときのポイントや包丁の種類など未知との遭遇である。

 だから、砂糖は砂糖、卵は卵、ほたてはほたて、包丁は包丁、スマホはスマホ、iPadはiPad。

 また、最新最速のパソコンにこれまた最新多機能なソフトを入れてクリエイティブもどきの成果物を作成して「これどうよ!」みたいなどや顔の人。これもメンドクサイ。その人のタイプ的には常に言葉のはしばしに「プロの仕事とは!」「デザインとは!」をはさんでくる。これがとてもメンドクサイ。法律の相談に行って、弁護士に「法律とは!」って話を聞いてもなんの意味がある?歯医者さんに行って、「歯科とは!」ってことを語られてもかなりドン引き。だから、そんな人達って自分でよく自分のことを知っているわけで、「自分がプロの仕事のテイで頑張ってやっています!」ということを伝えたいから「プロの仕事」というマジックワードを連発する。デザインのこともクリエイティブのことも充分に理解していないし、経験値も少ないので、「デザイン」とか「クリエイティブ」というフレーズを多用したいだけなんですね。逆にそれ言っちゃったらあとがないことを、これまた、自分の経験の中で学ぶ必要がある。それに比べると、高いパソコンで最新のソフトを使ってPTAの資料を作っている人はカッコイイ。

 道具は大切ですが、道具は道具。また、デザインやクリエイティブの世界には学校のテストような100点満点はないし、正解も誤答ない。0点でもいいデザインはあるし、100点でもクソのようなデザインがある。だから面白いのである。アップルが一般素人に対するFAKEでアプリデバイス路線を展開した頃からアップルを私自身は敬遠しているが、さらにどんどん失速していっているイメージ。要はアップルはデザインと心中できなかった、ただただデバイスを売りたいためだけにデザインをFAKEに活用したチキン野郎なのである。まぁ、それもアメリカンドリームで型がつくが・・・。