長寿の価値と意義。

roy.jpg
 「ブレードランナー」を観て思うことはいろいろあるが、その一つに「長寿」という価値や意義についてふと考えてしまった。「ブレードランナー」を始めて映画館で観たのは池袋。何かの2本立てでやっていた。なぜそこで初体験だったのかは覚えていないし、他の2本目が何だったかも覚えていない。そこからこの映画を事ある毎に見続けてきた人間にしてみれば、なんでしょう、この「ブレードランナー」で学んだこととまで考えてしまう映画って他にあるかな???と考えるが片手で足りることになる。

 さて、いろいろなことが盛り込まれ過ぎているこの映画の中で「生命」というテーマというか側面で捉えると、長寿大国日本の意義とか価値って何になるのだろう。長生きすることは何の象徴なのだろう?長生きすることは本当にいいことなのか?ロイのようにレプリでも短く激しい生命も生命。ただただ延命上のアリアで維持することにも勿論意義はあるが、それは本当に「生きている」ということになるのか?と問い正されてしまうこの重さはこの映画を観てしまった人間だけに芽生える性かなと。

 アンチエイジングしかり、若返りと永遠の命みたいなテーマで生命を捉える風潮がなくなり、その場その場のケースバイケースからクラウド経由の仮想空間に仮説を重ねてそこにリアリティーを求めている世代には、さてさて、この映画はどう映るのか?さてさて、「長寿」にどのような価値や意義があるのかな・・・と。ふと、思ってしまった。