批判的思考。

 批判的思考を「クリティカルシンキング」というらしい。この言葉が現代、教育現場で注目を集めている。この取り組みを授業に取り入れている学校では、これまでと違う学力、これからの社会で生きていく力を育てようという意気込みが伝わってくる。日本の子どもは論理的に考え、根拠を示して伝えるのが苦手だそうで、以前からこの指摘はあったそうですが、社会のグローバル化が進むなかで教育関係者の危機感は高まっているらしい。つまり、「そう考えた根拠は何か?」的な思考能力が大切ですよという警告。ということは根拠はスルーしていたのかな???

 正解を暗記してきた先生達がどの面を下げて「批判的思考」を子どもに伝えるというのか?伝えられる人なら危機感だとは思っていないから、そんな空気が教育の現場で盛り上がれば盛り上がるほど、子ども達は迷惑!?そもそも教育がステレオタイプな規範とルールをごり押ししてきた側面があるから、そうなっていて、それが現在の先生方の規範でありモラルであり方手式でしょうし、それを覆すことが、リセットすることは至難の業ですよね。そもそも・・・なんだから。またまた、教育の変革だなどと無意味なハチマキを皆でしめて、「団結」「絆」ってやりたいだけの人間には無理。教育の現場とは関係のない人がその責務を担う仕組みを作らないとたぶんダメ。

 極論として子どもから「先生は何故先生になったの?」という質問が来たらさてどうする?その場面で批判的思考を紐解けるのか?それともいくつか答のパターンを用意する?その人生観でひとりひとりの子どもに適正なシンクロを得ることができるのか?100人いれば100人無理でしょうね。つまり、それが戦後の教育現場の実態だから。自分で考えて生徒ひとりひとりに対峙できるポテンシャルを持っている人がひとりでもいたら大津のようなことにはなってないだろう。そもそも、いじめっこもいじめられっこもどちらの経験のない人間が「いじめ問題」に対峙できるわけがない。そんなの頭で理解できても、心で感じられるはずがない。教え育む人がガチになれば、必然的に批判的になるはずだから、何もとりたててこのことで盛り上がる必要もないはずなのに・・・。